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2008年02月05日

鉄道古写真/貨車の巻

皆さん、こんにちは。今日は午前中から、どういうわけか仕事がスイスイ進捗しまして、
ちょうどこの時間は軽く休憩タイム…といった塩梅です。で、昨晩アップした鉄道古写真の
続きなんぞを2枚アップして与太話でもさせていただこうと思います。笑。
昨晩は、南武線の尻手駅で撮ったEF10型電機と、溝の口駅で取ったト1型貨車の画像を
アップしましたが、その折にも書きましたけれど、昔の貨物列車は本当に面白かった。
今どきの貨物列車ときたら、薄っぺらな板に台車をくっ付けたコンテナ貨車の編成か、
タンク車ばかりが数両連結されたものくらいしか目にすることが出来ませんが、
昔の貨物列車は、その日の貨物の輸送状況や荷動きの多い少ないなどが列車の
編成に現れるのが普通で、貨車の編成順(連結順)も、到着する駅順につなげるという
約束事が守られるだけで、どんな形式がどんな順番で連結されるかは日替わり定食でした。
だから、機関車を先頭とした長~い貨物列車がやってくると、前から順に、何々型が
くっ付いているのかを観察する楽しみがあったのです。有蓋車ワム、ワラ、無蓋車トム、トラ、
トキ、タンク車タキ、長物車チキ、冷蔵車レ、レム、緩急車ワフ、車掌車ヨ…といった
面々が、極く極く一般的な貨物列車を構成する車種でしたが、時たま、私鉄から
国鉄線に乗り入れてきた貨車や、なかなかお目にかかることが難しかった国鉄の貨車、
旧い時代の貨車などが編成の中に混じっていることもあり、そんなのを目にすることが出来た
日は物凄く得した気分になったものです。ところで…そんな黒貨車全盛時代、
昔の貨物列車の事情をご存知ない模型ファンの方がよく、貨物列車の編成順を教えて…と
おっしゃることが多々ありますが、電車・気動車や客車列車のような決まった編成順などは
無い!! ので、ワムだろうがトラだろうが、模型的に見た目に格好の良い繋ぎ方をすれば
良いと思いますよ。
↓まず1枚目の写真は、南武線の稲城長沼駅で撮影した国鉄の小型有蓋車ワ22000型。
初年度製造昭和5年というこの形式は、X字型の補強を持つ貨物扉の初期型が有名ですが、
それ以降のタイプになるとご覧のような貨物扉や二本線の無い貨物扉のものも現れます。
走り装置は旧来のシュー式で、それが故にヨンサントウ(昭和43年10月のダイヤ改正)を機に
廃車となり姿を見ることは出来なくなりました。ちなみに右隣の貨車はワム70000型有蓋車、
左隣はトラ55000型無蓋車ですね。画像はクリックで大きくなりますよ。

↓さてお次は、当時でもあまり見かける機会が多くは無かった家畜車カ1500型です。
このカ1500型は昭和8年製造初年。当初の走り装置はシュー式でしたが、後に
2段リンク式に換装されて生き延びました。この写真の車がまさに生き延びたカ1500型で、
八王子駅で撮影した記憶があります。
さて、家畜車は、生きた牛を乗せて運ぶ貨車。生き物を載せるので車体は通気性を
良くするためにスカシ張りとなっています。家畜車では馬も運ぶことが出来たはずなんですが、
何故か馬は通常の有蓋車に載せているのを目にしたことがあります。
ちなみに生きた豚を運ぶ貨車もありました。その名もズバリ、豚積車で、家畜車はカという
記号ですが、豚積車はウという記号で区別されていました。
いずれ豚積車ウの写真もお見せしましょう。

家畜という、やや特殊な積荷を積むための家畜車は国鉄籍の貨車でしたが、
良く良く調べてみると、家畜車を保有していた私鉄がありました。ひとつは
上田丸子電鉄(長野県)、そしてもうひとつは近江鉄道(滋賀県)です。前者は
良く知りませんが、後者は場所柄か、牛を運ぶことが多かったからだと推測しています。
滋賀県の近江と言えば、近江牛の産地ですからね。
…ということで、旧い国鉄貨車の写真で与太話をさせていただきました。続きはまた。

投稿者 滝沢隆久 : 2008年02月05日 15:59

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