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2005年08月23日

独立時計師の世界 Part.01 ~F.Pジュルヌ~

時計製造に一切の妥協を許さない
卓越した技能に裏打ちされた情熱

[創業年]1999年
[創業者]フランソワ-ポール・ジュルヌ
[創業地]スイス ジュネーブ

 F.P.ジュルヌの時計作りは、まずデザインの設定から始まる。彼の理想とするシンプルで親しみやすく、豪華な時計デザインを重視しているからである。昔の懐中時計の針をイメージしたという時分針や、上品なインデックス、各インダイヤルを留めているビスに至るまで彼の時計デザインに対する美学は徹底的に貫かれている。そしてデザインが固まると、同時にムーブメントの設計も彼の脳内で完成するのだという。
 一方、18世紀の時計に多大な関心を抱く同氏は当時のメカニズムの解明、そしてそれらを自身の時計に反映するための研究にも情熱を注いでいる。例えばフランス人アンティード・ジャンヴィエが考案した共振原理を採用したレゾナンス・システムだ。精度を妨げる様々な障害を受けやすい腕時計に有利であると考え、当時の理論をベースに新たに現在の腕時計に合ったシステムに再構築している。このほかにもアイディアはあと10年分あるという。まさに天賦の才といえるだろう。
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レゾナンス・クロノメーター
18Kレッド ゴールド・ムーブメント
2000年に開発されたひとつの文字盤に2つの時刻表示を装備したデュアルタイムモデルの新仕様。2つの時刻表示のムーブメントは独立しており、それぞれのテンプは共振しあって精度を維持する仕組みを持つ。手巻/18KPGケース/クロコダイル革ベルト
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(上左)トゥールビヨン・スヴラン
1999年に自社ブランドのオリジナル第1弾として発表されたトゥールビヨン搭載モデル。16世紀に発明された複雑な精度維持装置、ルモントワール機構が腕時計に初めて組み込まれた注目作だ。手巻/Ptケース/クロコダイル革ベルト/30m防水
(上右)オクタ・ゾディアック
ビッグデイト表示と連動する文字盤外周のディスクを12時位置の三角マークが示すことより、月と星座の移り変わりを表示する天文時計。文字盤中央のスレートグレーが洗練された印象。自動巻/Ptケース/クロコダイル革ベルト/30m防水/世界限定150本

<F.P.ジュルヌ>
とけい人物.jpg
パリの時計学校在学中、アンティーク修復専門の工房に参加したフランソワ・ポール・ジュルヌ。1985年に独自の工房を立ち上げ、名立たるブランドの複雑時計製作に従事する。そして99年にオリジナルブランドを設立。2個の独立したテンプを備えた共振システム「レゾナンス」など、エポックメイキングな機構を次々と開発し、世界中から注目を集めるようになる。2003年には世界初の直営店を東京・青山にオープンした。
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F.P.ジュルヌのアトリエは時計工房としては珍しくジュネーブの市街地に位置する。ムーブメント開発から時計製造まで、一貫してこのアトリエで行われている。

投稿者 watchsensor : 2005年08月23日 18:39

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