トミーの電動ミニカー
再び電気で走るトイカーの世界へ戻る。写真は、1960年代半ばのトミーが生んだ電動ミニカーのシリーズ、「ミニ・マーベル」の2台で、上からロールス・ロイスとT型フォード。いずれもスケールは1/50程度。単5乾電池×2本とモーターで走る。アイディアルのモートリフィックや、スポットオンのマジカーと決定的に異なるポイントは、このシリーズがいわゆる「ミステリー・アクション」走行することだ。ミステリー・アクションとは、テーブルから落ちそうになったり、障害物にぶつかったりすると、自動的に進行方向を変えて前進する、いにしえの電動オモチャの定番ギミックだ。しかし、この小スケールにミステリーアクションを採用しているのは、当時のMade In Japanとしても、なかなかの冒険だったと推測できる。個人的には、大人向けの慰み系玩具?として生まれたものだったと、と考えている。


昨夜ご紹介した1960年代トミーの電動ミニカー、「ミニ・マーベル」シリーズのシャシーをご覧頂こう。シャシー本体はメッキが施されたアンチモニー製で、車体後半のグレーのプラ部分は、バッテリー・ケースとなっている(単5乾電池×2本使用)。ミステリー・アクションで動くトイカーの定石通り、前輪は完全なダミーで、実際の駆動輪は、ターン・テーブルに付いている黒いゴム製のタイヤである。