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2005年10月

2005年10月01日

トライアンフのドラッグ・レーサー

Triumph.jpg ホビダスでHOTBIKEのブログを見ていたら、トライアンフをベースとするカッコいいチョッパーを発見!絶対に実車を見にいかねば!と思った。ところで、4輪のホットロッド世界で、アメリカ車以外がしばしば題材になるのと同様、カスタム・バイクの世界でも、そのベースがハーレーに限ったことではないのは、今に始まったことではない。エド・ロスやジョージ・バリスが絶頂期にあった1950年代末から1960年代初頭にかけてのカスタムカーショーの写真などを見ると、事実、トライアンフ等のイギリス製モーターサイクルをベースにしたカスタム・ドラッグレーサーとでも呼ぶべきチョッパーの姿が散見される。そんな中には、カスタム・ピンストライピングの祖である、かの「ヴォン・ダッチ」ことケネス・ハワードがグラフィックを手懸けたものもあり(今や、ギャル御用達ブランド・ロゴとして消費されてしまったが…)、自分は何というか、その成り立ち自体のエキゾチックさにヤラれてしまう。すなわち、英国車ベースのチョッパーで、しかもヴォン・ダッチとは「From Dutchland,Germany」を意味する源氏名である。エド・ロスも、そもそもドイツの血であるから、ホット・ロッディングにおける傑出したヤバさの共通点は、時として純アメリカというよりは、エキゾチズムにあるのでは? と個人的には思っている。そして逆説的だが、それがまたアメリカ的ということなのだろうか。写真はアメリカのプラモデル・メーカー「レベル」が1964年に発売した1/8スケールのトライアンフ・タイガー650ccベースのドラッグ・レーサーのボックス・アート。同系統キットとしてカワサキやホンダもある。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月01日 00:05 | コメント (2)

ホンダのドラッグバイク

customhonda.jpg 昨日同様、レベル1/8スケールの「ホンダ・ドラッグ・カスタムバイク」のプラモデル箱絵。こちらはCBベースなので、トライアンフと比較すると、小さく繊細にまとめられたカスタムバイクだ。ロング・ホイールベースで低く構えたドラッグ・スタイルでありながら、ポップアップ式のヘッドライトも備える、さしずめストリート仕様ドラッグマシーンか。
 このキット、子供の頃に1度だけお目に掛かり、記憶の中で、ずっと気になる存在だった。入手したのは、つい1年ほど前のことだ。大げさだが、約35年ぶりに想いが成就したような感覚。人生、他のことでは、なかなかこういうワケにはいかない。模型やオモチャのイイところなんじゃないだろうか。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月01日 23:09 | コメント (0)

2005年10月02日

スロットカー動画まもなく公開!

cox14.jpg ホビダス編集部きってのダイナミックな女性編集者「さいとー」が、様々な趣味に挑戦するという「趣味発見・体験」をコンセプトとする新コンテンツを現在準備中。というわけで、スロット・レーシングの取材にも行ったハナシは先日書いたが、これに絡んでまもなく、「ホビダスTV」のコンテンツでも、さかつう(ROUTE66)さんのご協力で、スロット・レーシングの映像を公開できる予定だ。わずか3分ほどの短い動画だが、現代のスロットカーのクオリティとスピードを知っていただければ嬉しい。そして好評なら、COXやタミヤなど、1960年代の傑作スロットカーの走りも動画で特集してみたい…などと夢が広がったりして…。写真はコックス製1/24チータ。最近走らせてないなぁ。都内のスロット・サーキットは、くだんの「ROUTE66」さん以外、軒並み「シリコン・タイヤ禁止」の方向。ROUTE66は、本来1/32用のコースだから、これでは1/24スケールの古いスロットカーたちが元気に走れる場所は都内には殆どないことになる。やはり首都圏なら、古いスロットカーに理解が深い埼玉県・深谷市の「シャパラル・Jクラーク」さんか、横浜の「アイリス」さん等まで足を伸ばす以外にないようだ。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月02日 21:44 | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年10月04日

トライアンフのトライク

tric.jpg なぜか再びレベル1/8スケールのバイク系キット紹介。と言っても今回は2輪ではなくトライク(3輪)。ベースは前々回と同じくトライアンフ650cc。
 かつてHOTBIKEのスタッフの一人に、チョッパーのことを質問した折、トライクはどーなの?と聞いたら、「違いますね」という返事だった。つまり、ハーレーを中心とするところのチョッパー世界と、トライクは別モノだという意味だ。
 自分史的にトライクはバギーと似たところに居る。その記憶の要(かなめ)は、実は再びCOX(コックス)である。写真が撮れれば明日はCOXのトライクをご紹介。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月04日 00:46 | コメント (0)

スロットカーの動画

Route66.jpg スロットカーの動画を、ホビダスTVに漸くアップできたので、ぜひご覧頂きたい。合わせて先般の「プラモデル・ラジコンショー」同日に発表された京商のアスリート・ヒューマノイド「マノイ」の動画もアップ。こちらもどうぞ。また、ホビダス編集部「さいとー」が、「新しい趣味を探そう!」をキーワードとして、様々なジャンルにチャレンジするメニューもスタートした。自分自身、クルマや模型ばかりに心を惑わされている生活だが、世の中、フカンして見れば面白そうなコトは他にもイロイロある。何か面白いコトないか…? そう感じているなら、「趣味さがし」を楽しんでいただきたい。ところでCOXのトライクの話はどーなった…?ですよね~。すみません、なんとか明日には!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月04日 19:12 | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年10月05日

バギー・カルチャーその2

dune.jpg COX(コックス)のトライクをご覧に入れたいのだが、なかなか手配できず。今日のところは同じコックスの「デューン・バギー」のカタログ写真をお見せする。このバギーを始めとする、いわゆる「コックスのエンジンカー」とは、同社が得意とした模型飛行機用・小型グローエンジンで走行するモデルカーだ。R/C等の操縦システムを持たないので、以前ご紹介したTether Carsの流れにあるものと言える。交換式のカム板を使ったパターン走行機構を持つものもあったが、基本的には燃料がなくなるまで、どこまでも走っていってしまう…。イイ感じの(?)モデルである。中でもこのバギーは有名で、概ね1970年代一杯販売されたロングセラーだったらしく、時期によってボディやホイールの色が異なる。写真のものはパール(キャンディ)パープルのボディで、1974年頃の製品。一連のコックス製エンジンカーは、そのクローム・パーツの美しさ、ボックスアートの素晴らしさでもファンが多いが、実際に走らせて遊ぶと、メッキがグロー燃料に侵されて剥離してしまうことが多かった。当時、日本では三ツ星商店が扱ったが、売行きは芳しくなかったらしい。自分はUコン小僧だったので、ついでに同社のファニーカー・モデルで遊んだ経験があるが、取り合えず、コックスのエンジンカーは素晴らしいオモチャだったと言える。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月05日 22:12 | コメント (0)

2005年10月07日

ホットウィール「シズラー」の話

FatDaddy.jpg どうにもCOXのトライクを引っ張り出せないので、別ネタで進行させていただく。写真は、世代によっては、通常のホットウィールより、むしろ人気が高かった?とも思われる充電式のホットウィール「シズラー」のディフォルメ・シリーズ「ファット・ダディ(1973年)」からの1台だ。1973年という年は、ホットウィール全般におけるレアモデル・イヤーとして知られ、シズラーを始めとするサイドライン系にも突出したデザインが多く見られて面白い。写真のモデルも巨大なタービン・エンジンを搭載した荒唐無稽なトイカーだが、この時期のホットウィールにタービンカーが多い理由は、チーフ・デザイナーのラリー・ウッドが、マテル以前に「プラット&ホイットニー」社で働いていたキャリアが源泉だという。プラット&ホイットニーと言えば、いにしえのインディを席巻した、かの「STPタービンカー」のエンジンのメーカーでもある。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月07日 00:07 | コメント (0)

2005年10月08日

コックスのファニーカー

vega.jpg コックスのエンジンカーの思い出・続き。小学校高学年~中学1年生の頃、写真の「ベガ・ファニーカー」をよく走らせた。コックスのファニーカーは2車種発売されており、時期によってカラーリングは異なるが、車種自体はピントと、このベガというマニアックな組み合わせのみである。ディスプレイする時はボディを外してフリップアップした状態にもできるが、実際に走行させるときは前ヒンジでボディを開き、名機COX049に火を入れる。同社のエンジンカーにはリコイル・スターターを備えたものもあるが、ファニーカーはリアのスリック・タイヤを直接手でクランクして始動を行うシンプルな構造。スリックはもちろん中空ラバー製である。
 さて、このファニーカーはどうやって「遊ぶ」ものかというと、地面に30メートル程のタコ糸を張り、シャシー下のガイドにそれをトレースさせることで走らせるのである。スタートラインから25メートルほどの地点のタコ糸にはビーズが仕込んであり、このビーズが爆走してきたファニーカーのマフラーのスイッチに当たると、排気口を閉じる機構で、エンジン停止、同時にドラッグシュート放出、シュートが開くギミックを持っていた。これは実に見事なギミックで、そのスピードとも相俟って子供心に随分感心した覚えがある。しかし、常に一連のアクションが完璧に作動するか、というと決してそんなことはなくて、しばしば衝撃的な事件が起きた。明日はそれを書きたい。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月08日 01:06 | コメント (0)

ファニーカー遊び

vagas.jpg 昨日の続きで、コックスのエンジン動力ファニーカーで遊んだ頃のご報告。写真は実際に走らせていたベガを引っ張り出してきたものである。昨日のカタログ写真と比べると、かなりヤレているのがわかる。それほど気に入って遊んだのだなぁ、と今更思った次第。上から2枚目の写真が、前ヒンジでボディを開いている状態。エンジンを始動する時に開くわけだが、実際はボディを外して始動することの方が多かった気がする。と言うのも、そもそも、049や02といった超小型のグロー・エンジンを始動するのは、少なくともフジやOSの09や10を相手にするよりは難しかった。それ故、コックスの小型エンジンカーやUコン機の多くには、ゼンマイ式のスターターが付いていたと思うのだが、昨日も書いた通り、同社ファニーカー系モデルには付いていなかった。なので、かかるまでツルツルのスリック・タイヤを握り、ぐぼぼっ…、ぐぼぼっ…と、ひたすらクランクし続けるのである。
 子供のやることだから、常にオーバーチョーク気味で、更にかかりは悪くなる。次第にスリックは燃料でべとべとに…。で、ますますかからない。そして大体、諦めかけて神経が弛緩した頃、COX049は突然ヒステリックな雄叫びを上げるのである。プロペラ音はないけど、それでも小型エンジンの音は驚くほどでかい。なにしろ子供なのであせる…。焦って汗をかきながらもニードル・バルブを絞り、回転を上げて安定させる(しかない…)。
 そもそもこれは一人でやる遊びではないので、4~5人のメンバーは、それぞれの役割をこなしていく。ま、その役割分担をこなすこと自体が遊びだったのだろう。爆音を聞きながら、減っていく燃料のことを気にしながら、ささやかだが、これは、それなりに「スリル」だったのだ。エンジンの回転が調整するヤツ、プラグからバッテリーを外すヤツ、チョークポンプで満タンにするヤツ、そして、この遊びの場合に不可欠だったのが、ゴールラインの向こう側で爆走してくるベガを受け止める(!)ヤツである。続きはまた明日。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月08日 23:00 | コメント (0)

2005年10月09日

ファニーカー暴走事件

vega00.jpg 昨日の続き。爆走してくるベガ・ファニーカーを受け止める話。その前に、写真を使って、くだんのコックス製ベガ・ファニーカーのキル・スイッチ+パラシュート放出ギミック・メカを解説。たぶん解りにくいと思うが、取り合えずいってみる…。下左側写真の赤矢印は、地面に張った糸(ワイヤー)が通るライン。スタートから25メートル位置の糸にはビーズが固定してあり、このビーズが、同じ写真の赤テン位置のプレートにぶつかると、プレートは青テン位置まで移動(右側写真では前述プレートの移動を確認できる)。この時点で、移動したプレートの後端がパラシュートを後方に放出する(緑矢印)。同時にプレートに刻まれた溝にかまされた回転式スイッチが動き、昨日の写真で「EX」と赤文字で示されている排気口を閉じるという機構である。この一連の動きがうまく繋がれば、見事にパラシュートが開き、ベガは、ぶぶぶぶぶ……と呻きながら停止するわけだ。しかし、ちゃんと上記のキル・アクションが働かないとベガは止まらないのである…。それでもスピードが落ちていれば、なんとか足でひっくり返して止めるとか、手はあるので、万が一の暴走に備えて、ゴールラインの向こう側に「受け止め役」が必要だったワケ。
 その日の受け止めキャッチャー役はS君だった。運動神経と筋力に優れたS君に任せておけば安心なのだが、その日のベガはゴールラインを切って、パラシュートを放出しても停止するどころか、ワイヤーを切って狂ったように走り続けたのである。ワイヤーを切った瞬間、ストレートに走ることは不可能となり、右へ左へデタラメに蛇行~それからコマのように回転…。思い出したように突然一直線に爆走という事態となり、最後はS君を目掛けて突っ込み、砂場でようやく停止した…。
 無論、誰がケガしたわけでもなく、逃げ惑うS君とデタラメなベガの走りを見て笑い転げた楽しい日だったのだが、子供の恐ろしいところは、「いや~ところでさ、今日のていたらく引き起こしたのって、もしやSじゃね?Sって、結構チキン野郎じゃね?」とかいう話になり、そうだSだ!Sが勇気をもって、ベガを止めるべきだったのだ!とかバカ話になったりしたのである…。さいわいなことに同じような事件は週末ごとに繰り返され、しかもキャッチー役は毎回変ったので、特定のメンバーがチキン呼ばわりされることはなかった…。皆、子供だったし、皆チキン野郎だったのである。ケガもしたが、どうするとジョークを超えて、ケガや事故になってしまうかというポイントを心身で学ぶことが出来た。 そんなワケで、コックスのグロー・エンジン模型は、「危険」を教えてくれる愛すべき・素晴らしきオモチャだったのである。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月09日 22:01 | コメント (0)

2005年10月10日

ピント・ファニーカー

COXpinto.jpg 昨日までにコックス製エンジン動力ファニーカーのリアルな思い出を綴らせて頂いたが、ドラッグレーサーであるから、「ベガ」にはライバル役が設定されていたことをご報告しておこう。それが写真の「ピント・ファニーカー」である。後になって知ったことだが、こちらのピントは実在の車両をモデル化したものだという。このあたりは「ホットワイヤー」の石橋くんが詳しいと思うので、その内、彼のブログで取り上げて欲しいものである。
 というのも、彼の店には、結構程度の良いコックス製ピントの売りモノが1台存在するからだ。ぜひ、ホビダスに出品して頂きたいものですが…。いかがでしょうか?

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月10日 20:04 | コメント (0)

2005年10月11日

チョッパー・トライク

chopper.jpg  コックス製エンジンカーの続きです。ようやくトライク(3輪車)の写真が撮れたのでアップさせて頂く。メタリック・パープルのボディに巨大な低圧スリック+クローム・ホイールがフィーチャーされたギラギラな1台。スケールは約1/6で、ディスプレイしても、なかなか見栄えがするモデルだ。
 コックス049エンジンによるフリー走行である点はファニーカーと変らない。但しファニーカーがガイドラインを張って走らせて遊ぶ設計だったのに対し、このチョッパー・トライクやバギー系には、どのような遊び方の説明が為されていたか? 明日はその衝撃的(?)な内容をお伝えしたい。
 ところで、チョッパー、しかもトライクとは直接の関係がございませんが、東京モーターショー直前ということで、オートバイ関連の事前情報を速報でお伝えするコンテンツを立ち上げました。ゼヒご覧ください!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月11日 20:37 | コメント (0)

2005年10月12日

チョッパーの走らせ方

COXtrike.jpg コックス049エンジン動力のチョッパー・トライクの走らせ方のおはなし~。本当はですね、インストラクションの絵ヅラを載せないと説得力に欠けるのですが、文章力の限界にチャレンジ!つーことで、取り合えず書いてみる。いやー限界値低いっすよ~多分…。
 横から見た写真をご覧あれ。中央部にピョコっと見えているゲジゲジ頭がコックス049のシリンダーヘッドです。それでヘッド脇には排気口があるワケなのですが、赤いポッチが見えますね、これが排気口の開度を調整するスイッチ。開度は3段階、つまりスピードが3段階で調整できるわけです。そのまっすぐ下に見える一回り大きなポッチはリコイル(ゼンマイ式)スターターのプル・スイッチです。芝刈り機やチェーンソーみたいな始動の仕方が可能。さて、シャフトから取り出された動力は、ギアを介して両後輪に伝えられますが、ギア結合はスイッチでON/OFF可能なので、エンジン始動時にはOFFにしておけば、先日来の ファニーカー(常時直結式)のように掛かったからといって慌てふためく必要も無いわけです。で、かかったらどうやって遊ぶか?なのですが…

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投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月12日 20:24 | コメント (0)

2005年10月13日

アメリカのプラモデル

F-100.jpg 「モデル・カーズ」という自動車模型専門誌を発行しているぐらいなので、弊社ネコ・パブリッシングの社内にはクルマの模型が好きな人々も少なからずいる。クルマの模型と言えば、最近ならダイキャスト・ミニチュアカー百花繚乱だが、かつては何といってもプラモデルが王者であった。かつての少年にとってプラモは普通に通過儀礼だったし、長じてもマニア度を深めながら、趣味とするオトナがいても不思議はないはず。実際クルマのプラモはイロイロと面白い世界である。一例だが、アメリカの古いプラモデルには凝ったものが多かったようだ。アメリカのクルマ・プラモデルの発端は、実車のカタログと同じ意味合いを持つ「プロモーショナル・モデル」なるプラスチック製・完成モデルの存在だ。これをバラせば組み立てキットの体裁になるわけで、クルマに傾注したアメリカのプラモ・メーカーの幾つかはプロモーショナル・メーカーとしての成り立ちも持っていた。その代表的な存在が、「ジョーハン」と「AMT(エイ・エム・ティ)」である。写真はそのAMTの古い1/25キットから。題材となっているのは「1963年型フォードF-100ピックアップ」で、いわゆる「3 in 1」という体裁である。 「3 in 1」とは、ノーマル、レース仕様、カスタム等、3通りのスタイルから好みの1つのスタイルに組める、というもので、ゆえに付属する部品点数が多いデラックスな内容。箱のサイドの絵柄では、そのパーツを並べてアピールするデザインが多かった。写真のキットでは荷台に積まれるゴーカートが付属することがミソで、なんとこのゴーカートにまで、2通りに組めるパーツが用意されているという凝りようなのだ。こんな贅沢なキットが飛ぶように売れていた時代と国があった、ということである。話を弊社内に戻して、こういうアメリカ製キットのマニアと言えば、「カー・マガジン」編集部の「キャル吉」ことU君である。彼のブログを一見して頂ければ明白だが、とにかく彼はアメリカ製キットを組ませたら天下一品だ。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月13日 22:12 | コメント (0)

2005年10月14日

リトル・ガレージと達人モデラーたち

F100race.jpg 昨日の続き。カー・マガジンのU君を最初に知ったのは、もうかれこれ10年ほど前のことだ。彼は当時よく通っていた東名・横浜町田インターそばの模型店「リトル・ガレージ」の常連だった。ちなみにリトル・ガレージは現「インターアライド」の前身と言えるショップで、1/24スロット・サーキットが併設されており、更に港南区でもスロット・サーキットを運営していた。
 で、ある日、「リトル(皆こう呼んでいた)」に行くと、Hオーナーが、「うちの常連の男の子がネコに内定もらったよ」と教えてくれた。どんなヒト?と聞くと“模型作るのはすごく上手”とのことで、Hオーナーの眼鏡にかなうとは相当なのだなと思った記憶あり。程なくしてスロットカー・レースの取材にお邪魔した折、その作品「プリムス・ロードランナー」と共に紹介してもらったが、確かに素晴らしい出来栄えで驚いた。ちなみにこの作品は彼のブログでも紹介されている。
 U君が通い詰めた当時のリトルには、秋山 崇さんを筆頭として、山越昌之くん、“ササ坊”こと、佐々木一朗(現・バラッカの南口)くん等、そうそうたるクレイジー・モデラーが揃っていて、彼らが生み出すモデルカーは日本国内だけでなく、世界中のエンスージァストから愛されていた。今、思い返せば夢のような時代で、バブルと言えば確かにバブルだったのかも知れない。写真は昨日と同じキットの箱サイドの絵。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月14日 22:33 | コメント (2)

2005年10月15日

1969エルカミーノのキット

ElCamino.jpg 昨日の「リトル・ガレージ」さん同様、10年ほど前に散々お世話になったのが、「ケンクラフト」さんである。何で一番お世話になったかと言えば、古いアメリカ製プラモデルの買い付けだ。今でこそ建機モデル専門店として有名なケンクラフトだが、当時は「アメリカもの」のケンクラフトであった。随分とんでもない「探し物」をお願いし、いろいろ買い付けて頂いて来た記憶がある。
 写真はAMT1/25の1969年型シボレー・エルカミーノ「ダービーキット」で、アメリカ製クルマ・プラモデルとしては、超コレクティブルとして有名だったもの。1968年度のソープボックス・ダービー・レーサーのチャンピオン車両を再現したオマケ・キットが付いており、これを荷台に積む構成となっていた。一昨日~昨日、ご紹介したゴーカート付きのF100キットと似た構成である。ちなみに、写真のキットそのものはケンクラフトさんで入手したものではないのだが、要するにこういった「難しい」探しものばかりをお願いして迷惑をお掛けしていたというワケだ。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月15日 21:02 | コメント (2)

2005年10月16日

アメリカ製プラモの話つづき

boxside69elcamino.jpg 写真は昨日ご紹介したAMT1/25の「1969エル・カミーノ」キットの箱のサイドの絵柄。左上には、このキットのオマケに付く、1968年度「ソープボックス・ダービー」のチャンピオンカーが描かれる。ご覧のように黒いボディにゴールドのホイールというカラーリングなので、ダービーカーのパーツは黒の成型色。加えて実車に忠実なロゴ類を再現したデカールも付属していた。このキット自体、当時のソープボックス・ダービーをシボレーがスポンサーしていたことを背景に生まれたものらしく、シボレーのスポーツ・トラックが、ダービーのチャンピオン・レーサーを積むという、洒落たコンセプトだったわけである。ちなみに、このキットにはシボレーのリーフレットも付いていた。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月16日 22:13 | コメント (0)

2005年10月17日

AMT1/25ダービーカーの話

DerbyCar.jpg 一昨日来、ご紹介しているAMT1/25・1968エル・カミーノ「ダービー」キット。写真左側の赤いのはキットに付属するシボレーのリーフレット。自社のスポンサー活動と1969年のダービーをPRする内容になってい(たと思う…)る。右側は、エル・カミーノの分とは別に用意されたダービーカーの組み立て説明書。ご覧の通り、ディスプレイ台はシボレーのボウタイ・ロゴをモチーフにしたものとなっている。ところで、この「ソープ・ボックス・ダービー」なる競技、ご存知の向きも少なくないと思うが、無動力の小さなレースカーで坂を下って雌雄を決するもの。当時、ドライバーはローティーンぐらいまでの子供に限られていたはずである。で、クルマを作るのは、その親父という図式だったはずだ。1960年代初頭の「ホットロッド・マガジン」や「ロッド&カスタム」等、ピーターセン系出版物には、しばしば「ダービーカーの作り方」といった記事が掲載されていた。そんな古い記事をぼんやり眺めていたら、なんとその記事のライター+イラストレーターとしてクレジットされている名前が、かの「トム・ダニエル」だったりして…驚いたことがある。無論「レッドバロン」以前の彼である。ヒトに歴史ありですね

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月17日 22:37 | コメント (0)

2005年10月18日

テクノのメルセデス

TEKNO.jpg たまにはダイキャスト・ミニチュアカーの話題でも。1960年代初頭生まれの自分はご多分にもれず外国製のミニチュアカーに育てられた世代である。具体的には全盛期のコーギーが主役で、インテリア、エクステリア共にプラスチック製パーツが奢られ、ディテールの再現が当たり前となった時代。開閉アクションやスプリングによるサスペンション機構が盛り込まれるのも当然となり、ミニチュアカー・メーカーは凝ったギミックのメカニズムでも覇を競いあうようになっていた。そんな時代に、どのミニチュアカーがNo.1だったか? 無論評価は人それぞれだし、コーギーは別格としても、現代の目で冷静に検証して見るとポリトーイズやメーベトイズ等のクオリティが傑出していると思えるが、ここは敢えてデンマークのメーカー、「テクノ」のメルセデス230SLを推したい。フル開閉アクションにスプリング・アクションを備え、エンジンや脱着可能なスペア・タイヤ等、繊細なディテールを持ち、メルセデスのそれを忠実に再現した「倒れこむように切れる」ステアリング・アクション、そしてシートのリクライニング機構まで備え、挙句バラバラに分解・組み立てが可能という、エンジニアの熱意が伝わってくるような力作である。
 しかし力作ゆえに「無理」も生じており、それが今となっては、なにやら魅力的なポイントともなっている。「無理」に関しては明日。写真は、そのテクノ製メルセデスだが、オリジナルではなく、手の込んだレストアが施されている。ケースも手作りだ。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月18日 20:35 | コメント (2)

2005年10月20日

テクノ・メルセデスの現実

junk.jpg 昨日に続いてテクノ製メルセデスの話。たいへんに贅が尽くされた凝った構成のミニチュアであった旨を昨日書かせていただいたが、それゆえに少々「無理が過ぎた」のか、要はキレイな状態で残っているものは、あまり多くないようだ。その主たる原因は、①分解・組み立て可能な構成だったが、子供には少々難しかった。力まかせに分解しようとすると、あまり質の良いとはいえない柔らかめの金属パーツが歪んでしまう。②サスペンション・ギミックの為に仕込まれた強めのスプリングが、これまた柔らかめのシャシーをぐいぐい湾曲させてしまう。③ステアリング・ギミック+サス・ギミックの楽しさに、われを忘れた少年達が散々ききーっとばかりに擬音交じりで遊び倒した…。といったところだろう。続きは明日。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月20日 01:15 | コメント (0)

2005年10月21日

デ・トマソ・マングスタ

mangusta.jpg テクノのメルセデスに続く、自分なりの1960年代・傑作ダイキャスト・ミニチュアカーセレクション・第2弾は、コーギーの「デ・トマソ・マングスタ」。ご存知の通り、バックボーン・フレームの脱着可能ギミックが肝で、同じコーギー製エランと同じ流れにあるモデルだ。エランより更に凝っているのがリア廻りで、スプリングによるサスペンション・アクションを備え、真鍮を使ったエンジンや、別体化されたキャブレター等、色合いも含め「実車っぽく」はないが、美しいまとまりを見せている。そもそも、ボディのアルゼンチン・カラーは、デ・トマソというメーカーの成り立ちを表現したものである。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月21日 21:05 | コメント (0)

2005年10月22日

マングスタに見る1960年代コーギーの美点

DeTomaso.jpg マングスタ(コーギー製)のミニチュアカーの続きです。前述の通り、このモデルはボックボーン型シャシーが脱着できるのが最大の特徴です。文章では伝えにくいのですが、ただ「脱着できる」ことが特筆すべきことなのではなく、そのアクションを何度でも剛性感をもって繰り返し体験できることが素晴らしいのです。シャシー側の写真をご覧ください。このシャシーをどうやって外すかと申しますと、両の前輪を人差し指と親指で持ち(すなわち前軸を両脇から挟んで持ち)、バックボーン全体をリア側にぐいっと3mmほどスライドさせ、そのまま前軸を持ち上げると外れるのです。バックボーンのテール部にスプリング式のロック機構がありまして、そもそもバックボーンをリア側にスライドすることが可能なのは、このスプリングが縮むことによります。通常時はロックが効いていて、外れることはありません。実に無駄の無い機構であると共に、バネの縮みに耐える全体の剛性感、逆に入力をやめれば伸びてバチッとロックのかかる感覚は、ギミックのアイディアとその機構面でトップを切っていた1960年代半ばのコーギーを語るときに、外せないポイントだと思います。マングスタに関して言えば、更にリア・サスペンションのアクションが面白いものです。ご覧の通り、左右でこれだけの段差があっても柔軟に追従します。これもセンターに仕込まれたスプリングが為せる技で、単純にプラスチックのアームがしなっているワケではないのです。このように実車のメカニズム的な特徴や、業務上の特徴などを、耐久性に富んだ玩具のメカニズムで再現し、繰り返しに耐える「遊び」として昇華させているところに1960年代のコーギーの素晴らしさがあると思います。手のひらや指で素材の質感と動作を繰り返し味わう、言ってみれば「手なぐさみ」に付き合ってくれるそれは、モデルカーなどと呼ぶ前に、正しく「オモチャ」であるわけです。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月22日 17:22 | コメント (0)

2005年10月24日

ホットウィール・カスタムショー東京

kachidoki02.jpg 昨日の日曜日は、浜松町の貿易産業会館にて、「ホットウィール・カスタムショー東京」が開催された。ホットウィールをベースとするミニカーのカスタム・コンテストだが、会場限定モデルの販売も実施され、ホットウィール専門店を中心とするブースの出店も多く、普段なかなかお目にかかれない珍しいレッドライン期のモデルなどをリーズナブル・プライスで入手できるチャンスでもある。昨年春の横浜で、ラリー・ウッドをゲストに呼んでのショーが開催され、同年秋にはカスタムショーとして初の開催、その後の大阪開催を挟んで、今回は本格的なカスタムショーの開催としては3回目となる。近くホビダスでは、このショーの模様を動画でアップする予定なのでお楽しみに。写真は会場すぐそばの竹芝桟橋からみた「勝どき橋」方面。かつては船の往来時に、中央部分が二つに分かれ、せりあがって開くという大ギミック(?)を披露していたという橋である。島田荘司の「ひらけ!勝どき橋」(クルマ好き・バイク好きなら読むべき一篇)の勝どき橋である。橋の内部にはドイツ製(だったはず)のとんでもない巨大メカが今でも眠っているという。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月24日 10:05 | コメント (0)

ホットウィール・ショーの日

HWCS.jpg ホットウィール・カスタムショーの話つづき。前述の通り、当ショーは国内におけるマテル公認のホットウィール・カスタムショーとしては、3回目の開催であった(はず。間違いだったらご指摘願います)。この一連のショーは、日本のヴィンテージ・トイショーに古くから縁ある一人のアメリカ人、ジョージ・スタプチャック氏の音頭で始まり、今や国内のホットウィール・ファン有志が、彼と共に運営を行っている(はず。これも間違い有ればご指摘を)。当初から昨年の東京までは、微力ながら準備等を少しお手伝いさせて頂いたこともあったが、今年は完全にただの客として会場に入った。知っている顔が少なくないが、皆忙しそうなので、時間のありそうなヒトにだけ挨拶して回る。レッドラインが随分お値打ち価格で出品されていて、食指が動きそうになりつつ、我慢を重ねてブースを一軒ずつ覗いてまわる。ウェルランデッド横浜のSさんに、「値段が高いと思われちゃっているのか、古いのをヤマダさんみたいに手にとってじっくり見る人いないんだよ~。」と言われるが、じっくり見ているのは老眼だからなんだよ~、情けないことに。結局ガマンを重ねた割には、なぜかタイコの古いスロットカーを1台連れて帰ることに。タイコのHOスロットはビンテージ・ホットウィールの好きな連中の間で人気が高い。小さなディールズ・ホイールといった風情と、ディテールの良さが人気のポイントだろう。写真はショーのスナップ。カスタム・コンテスト、デザイナーによるサイン会、会場限定モデルの販売、そしてブースの数々…。ジョージさん、スタッフの方々、ショーのご成功おめでとうございました!お疲れ様です。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月24日 19:08 | コメント (0)

2005年10月25日

コーギーのメルセデス・プルマン

CorgiMercedes.jpg 自分なりの1960年代傑作ミニチュアカー・セレクション3台目はちょっと小ぶりなメルセデス・プルマン。これはコーギー・ギミックの頂点を示す1台として有名なモデルだ。このモデル、当時既に当たり前となっていたボンネット、トランク、ドアの開閉アクションやエンジンのディテールなどは備えていない。しかしその代わり、なんとワイパーが動くのである。シャシーにあるスイッチをON位置にするとギアが噛み合い、手でプッシュして走らせると、速度と同調して左右にワイパーを振る。雨滴とワイパーの拭き跡がモールドされたフロント・ウィンドウも、他にはない面白い特徴だ。シャシー裏面にはクリアパーツの窓が設けられており、くだんのギミックを実現するギアリングを披露している。“こうなっているんだよ、面白いだろう”そんなエンジニアの声が聞こえてきそうである。
 左右にワイパーを振るアクションは、なんとも例えようのないユニークな形状のギアが為せる技で、このギアに関しては天才的としか言いようがない。
 こういう時こそ動画をアップするべきだと思うのだが…。取り合えず静止画にて失礼。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月25日 22:07 | コメント (0)

2005年10月26日

雨中のメルセデス

CORGIMER.jpg 
 写真は、昨日ご紹介したコーギー製メルセデス・プルマンに付属するインストラクション。そのギミックを絵柄だけで簡潔に説明できているのが面白い。なお、ワイパー可動のギミックの他に、このモデルは後席のサイド・ウィンドウを上下して開閉できる。ウィンドウの上辺に開閉用のチップが付くが、これはサイズ的に「ツメ」で開閉する以外になく、子供時代、「ツメを使う稀な作業」として自分の中に刻まれた記憶あり。

 今日の東京は冷たい雨。このプルマンを持って(乗ってじゃなくて…)出かけますか。

 左の写真がその開閉可能なサイド・ウィンドウ。ちなみに写真は約3倍に拡大されております。







投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月26日 17:35 | コメント (0)

2005年10月27日

小さなホットロッド・キット

FordTPick.jpg クルマのプラモにおいては、1/24~1/25が代表的スケールと言って差し支えないでしょう。それなのに、と言うべきか、それだからこそ、と言うべきか、「1/32」スケールのキットには何故か特別な魅力を覚えてしまいます。
 その昔さんざん遊び倒したゼンマイ動力の「100円キット」が、概ね1/32スケールであったことがその理由でしょうか。古い国産の1/32スケール・キットは車種も多様で、現代の目で見ると、製品によって出来・不出来の差が大きいのですが、取り合えず懐かしく、好ましく感じてしまいがちです。中身を見て、びっくりというパターンが少なくないですが…。
 国産以上に1/24~25キットの印象が強いアメリカ製キット、とりわけホットロッド系にも、1/32キットは存在します。これもまたメーカーや年代によって、随分と内容が変わってくるのですが、王者モノグラムのものは、1960年代初頭の製品でも抜群に良い出来です。写真の「フォードTピックアップ」は、1960年代と言っても、かなり初期のもの。いわゆる「白箱」以前ですが、箱絵も含めてモノグラムらしい生真面目さが感じられると思います。クローム部品もないキットですが、そのモールドはシャープで艶のあるものです。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2005年10月27日 21:08 | コメント (0)

2005年10月28日

ホットロッドのフィアット

HEMIFiat.jpg 昨日に引き続き、1960年代のモノグラム製1/32ホットロッド・キットの箱絵。「ヘミ・フィアット」の名の通り、ヘミを搭載したフィアット・トッポリーノのドラッグ・レーサーである。
 アメリカ車ではなく、イタリア車のボディを使用していることを意外に思われるかも知れないが、1960年代初頭のドラッグ・レースでは、この他にもフォードソン・テイムズやブリティッシュ・フォード・アングリア、オースチンA40などの英国車も、ガソリン・エンジンを使った小型市販車べースのドラッグ・クラス、通称「ギャッサー」で、メジャーな車種だったという。事実、模型もそれなりに出ている。
 このクラスだと、逆にアメリカ車でも1941ウィリス・クーペ等、他ではあまり知られていない小型車が代表的なものとなるのが面白く、かの地でもマニアが少なくないと聞く。
 キットの方は昨日のものより少し時代が新しく、パッケージも「白箱」。メッキパーツは含まれないものの、パーツのモールドは一段とシャープなものとなっている。「モデル・カーズ」編集部の「とど松」が