ロータス76・ロニー仕様・SRC1/43
昨日に引き続き、1/43ハンドビルド系モデルの紹介。写真のロータス76は、昨日のロータス72と同じくイギリスのメーカー、SRCの1/43ホワイトメタル・キットをベースに組まれたもの。長く活動したSRCは評価が曇らない稀有な存在であったが、中でもこの76のキットは、平面の組み合わせによる実車のボディ・フォルムがSRCの工法にマッチした結果か、数少ないこの車種のモデルとしては決定版と言える内容となっている。
写真の完成品は、我が国が世界に誇るスペシャル・モデルビルダー、「早川松芳さん」がプロフェッショナル・デビューする以前に組んだものを、偶然の機会に入手できた。シャシーに刻まれたイニシャルと、独特の厳重な梱包パッケージに「もしや」と思い、早川さんに電話でお尋ねしたところ、おそらく自分の作であろう、とのお答え。その後、氏のご自宅にお邪魔できる機会があり、その折に持参したところ、やはり自作であることを確認してくださり、アクリル製のディスプレイ台+ケースと、エッチングの車名プレートをプレゼントしてくださった。
聞けば、このロータス76は、JPS9とJPS10の2台を制作し、ご自身では「ペア作品」として作ったとのことだった。実は写真のものを入手したとき、もう1台も一緒に売りに出ていたのだが…。資金力の欠乏で1台しか買えず、貴重な初期の早川作品を泣き別れ状態にしてしまった。もう1台(ゼッケン2のジャッキー・イクス/シングル・ウイング仕様)が、どこかで幸福に暮らしていることを祈るしかない。


