マーチ761・メルツァリオ仕様・タメオ1/43
1/43ハンドビルド・モデルカーの紹介シリーズ(?)は再びF1に戻る。写真はタメオ1/43のマーチ761「OVORO」仕様キットを組んだもの。フィニッシュは斎藤俊幸氏である。「761」は1976年にマーチが投入したマシーン。当時のF1はワークス・チームに加えて小さなプライベート・チームが現れては消える世界でもあり、マーチはそんなプライベーター達にとって、高水準のマシーンを手に入れるの為に最も理にかなった選択肢だった。
1976年のワークス系マーチは基本的に4台体制であった。女性ドライバー:レラ・ロンバルディを押し出すカタチでロータスから出戻った最速男、ロニー・ピーターソン、「モンツァ・ゴリラ」ことヴィットリオ・ブランビラ、親子二代のニュル・マスター、ハンス・スタックという、いずれ劣らぬ猛者3人がメイン、そして4台目のマーチを駆ったのがイタリアの「アルツーロ・メルツァリオ」であった。メルツァリオはワークス・アバルトやアルファ・ロメオのスポーツカー・レースで大活躍した痩躯小兵タイプのドライバーで、イタリアではその体型ゆえに「ヌヴォラーリの再来」と呼ばれ、ブランビラと並んで速い男として名を馳せた存在。F1ではフェラーリでデビューしたにも関わらず、華々しい戦果を上げることは適わなかったが、テンガロン・ハットや「ビタローニ・ストラトス」ヘルメットを被る伊達っぷりがカッコよく、印象深かった。このシーズン後半、彼はウルフ・ウィリアムズに移籍、かのジャッキー・イクスと共に走らぬマシーンと格闘する羽目になるが、それすらも何故かカッコよく思えたものだ。
1999年の秋、そんなメルツァリオが突然来日。珍しく歯車が上手く噛み合って、インタビューがかなったのは良き思い出である。続きは明日。
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