あの胸にもういちど原作本
先般ご紹介した映画「あの胸にもういちど」の原作本「オートバイ」(アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ=著・生田耕作=訳)を読んだ。ホビダス・ショッピングでリンドバーグさんが出品なさっているものを買ったのだが、手元に届いてから気づいた。この本、昔読んだ記憶がある。奥付を見てみると1984年初版になっているから、大学生の頃だ。しかし、同じ白水社刊にて、これより以前にも発行されていたと思う。1975年頃に何かの本で紹介されていたのを見て、読みたく思い、田舎の本屋で散々探したがなかった。中学1年の頃の話だ。マンディアルグの名前が脳みそに刻まれたのはこの一件のおかげだった。
かつて地方都市には本当に何も無かった。ネットのお陰で今では便利にはなったが、実際はあまり状況は変わらず。「趣味」や「文化」に関わるものへの距離が縮まったわけではない。しかし、手に入らぬ故の悔しさが前に向かう力ともなる。ネットが普及したところで、ユーザーに探求心が無ければ、何も変わらないのだから。また逆に、ユーザー側の好奇心に応えられない安っぽいショッピング・モールが乱立しても、これまた意味がない。ホビダスには少なくとも、「マンディアルグのオートバイ」が出品されていたことが嬉しい。リンドバーグさん、ありがとうございます!


