史上最も高価なホットウィール?
▲史上最も高価なホットウィールと言えば、「リア・ローディング・ビーチボム」。 | ▲サーフボードがリア・ウィンドウから刺されるのが呼称の由来。 | ▲オリジナルなら、安くとも1万ドル以上はするシロモノ。 |
ここ1~2年で漸く落ち着いた感があるが、1990年代後半~2002年頃まで、ホットウィールの市場は世界的に過熱していた。新しい製品も良いものが沢山出たし、コレクターというかエンスージァストというか、何しろオトナへのおもてなしを第一義とするかのような、作り手の情熱が伝わってきたのが良かった。1968年以来の長い歴史も手伝って、古いモデルの多くもebay等のネット・オークションで軒並み高騰。やはり「レッドライン」と呼ばれる初期のラインナップを「核」とする世界であることを再認識させた。そのレッドライン期のモデルの中で、いかに望んでもまず入手不可能(なにしろモノがない)、万が一コレクターから売りに出ても、その価格はにわかに信じられないほどの高額、と言えばVWタイプ2(12ボルト)バスをモチーフとする「ビーチ・ボム(Beach Bomb)」のプロトタイプである「リア・ローディング・ビーチ・ボム」である。リア・ローディングとは、通常のビーチ・ボムがサーフボードをボディ横に積む形式(サイド・ローディング)であったことに対する呼称で、リア・ウィンドウから2本のサーフ・ボードを搭載するのが特徴。ボディが細過ぎて、ホットウィールの「スーパーチャージャー・セット」で巧く走行できないことがプロトに終わった原因と言われている。究極のコレクターズ・アイテムと言えるこのモデル、ピンクのボディ色のものが7万ドル!で取引されたこともあるという。で、写真のリア・ローディング。残念ながらオリジナルではなく、マテル公認レプリカとして一時期流通していたものである。しかしレプリカを製造できたということは、原型となるべきオリジナルを所有していたということで、それから型を取るとは、なかなかに勇気ある行動だった?と言えるだろう。


