ロニー・ピーターソン生誕62年
というわけでロニー・ピーターソンものを探しましたら、懐かしいサフィール・チャンピオンの約1/64スケール「マーチ711」が出てきましたのでご紹介します。サフィールはフランスの古いミニチュアカー・ブランドで、1960年代には戦前に題材を求めた愛らしいクラシックカーのモデルを多数ラインナップしていました。同じフランスの同時期の「ノレブ」や「ミニオール」などと同じく、主なパーツにプラスチックを使っていたのが特徴です。1970年代初頭頃までには、1/43スケールのスポーツプロトやGTカーもラインナップするようになり、スポンサーのロゴ・マーキングを詳細に再現したデカールとボディ色のリアリティは、一部ソリドを凌ぐと個人的に思います。但し開閉アクション等のギミックは概ね無いので、ミニチュアカーというよりは、その後のメタルやレジン製モデルカーに近いアプローチを感じさせます。
「チャンピオン」は1970年代初頭のシリーズで、F1マシーンだけがラインナップされました。小スケールながら、ボディ・フォルムは各車の特徴をよく捉えており、デカールによるマーキングの再現には1/43譲りの拘りが見られます。写真のマーチ711実車は、ロニーが1971年にドライブしたマシーン。お盆のようなフロント・ウイングが目を惹く奇怪なデザインでした。ロニーはこの奇怪なマシーンで一気に第一線に踊り出、ジャッキー・スチュワートに次ぐランキング2位を獲得、将来のチャンピオンを嘱望されたのでした。


