ディフォルメ・モデルカーの元祖
▲アルプス製1/12「ファンバグ」改。(1978年) | ▲単一乾電池2本でギミック走行する。 |
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ディフォルメされたトイカーと言えば、何と言ってもタカラの「チョロQ」がポピュラーですね。近年のチョロQは、現行車種だけでなく、ベテランの自動車フリークをも唸らせるような1960~'70年代の名車も数多くラインナップして、子供だけでなく成人のコレクターにも幅広い人気を誇っています。もちろんこの辺り、このブログを見てくださっている方ならよくご存知のことでしょう。
そんなチョロQ、初期には空冷ワーゲン系を題材にしたものが少なくなかったのですが、やはり元来丸っこいワーゲン系は、ディフォルメの題材として持ってこいだったと見えて、これらのモデルは現在でも人気が高いようです。
さてこのディフォルメ・スタイル、アメリカではカートゥーン・スタイル等とも呼ばれますが、この手の造形やイラストの元祖と呼べる存在が、カートゥーン・アーティスト、「デイブ・ディール(Dave Deal)」です。空冷ワーゲン系を中心に多くの自動車カートゥーンを手懸けた彼の代表作と言えるのが、1970年代前半にプラモデル・メーカーのレベルが展開していた「ディールズ・ホイール(Deal's Wheels)」シリーズ。プラモデル自体は無論、箱絵や組立説明図も全てディフォルメ調カートゥーンで構成されたこのシリーズには大変なインパクトがありました。いきおい当時の模型界、玩具界にも大きな影響を与えたようです。写真もそんなディールズの影響濃い1台で、ディールズ・ホイールのバハバグ「Baja Humbug」をそのまま拡大コピーしたような造形です。
元来成型色は白でしたが、再メッキなどを施しつつレストレーション行うと同時に、ボディ色とマーキングをオリジナルの「Baja Humbug」そっくりに仕上げてもらったもの。単一乾電池2本でギミック走行するバッテリー・トイです。ちなみにこのモデルのメーカーは、かつてブリキ製玩具の老舗として知られた「アルプス」です。実はこのモデル、このブログに登場するのは2回目。今回はささやかですが動画もアップしておきます。
なお、くだんのディブ・ディールは現在でも活躍中で、彼の最も新しい仕事は、今年の夏に公開されるディズニー映画「カーズ」で堪能することができます。彼は、主なキャラクターのオリジナル・デザインを手懸けているのです!


