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2006年05月

2006年05月01日

モデル・カーズの長尾さんと対談を


★画像はクリックするとポップアップします★

 最近ホビダスでは、WEB独自のコンテンツとして、ネコ・パブリッシングの編集長どうしの対談記事を制作し始めました。最初は「ティーポ」の嶋田編集長と「ロッソ」の櫻井編集長による「スーパーカー対談」、そして今日公開されたばかりなのが、モデル・カーズの長尾編集長と不肖・私、山田による「モデルカー対談」です。

 長尾さんとは、ちょっとは苦楽を共にした(文字にすると大袈裟ですね)仲ですし、編集者としては大先輩なのですが、同い年(1962年・寅年生まれ)ということもあり、日頃は馬鹿話もしているのですが、いざ対談となると、何を話していいやら…。なんだか「ぬるい」展開になってしまいました。

 前回のブログでお知らせした大阪出張にも実は一緒に行ったのですが、新幹線の車中で話していた内容の方がよっぽどディープで、「寧ろこういう濃い口の話をするべきだったんじゃないのか?」と反省しきりの二人でありました…。

 しかし、より広くモデルカーの世界に興味を持って頂きたい、という主旨においては良かったのか? と自分を納得させております。ぜひご覧ください。

●モデルカー対談 編集長対決!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月01日 22:35 | コメント (0)

2006年05月02日

リアル・ライダーズの時代


▲ホットウィールの「クラシック・コブラ」は、コブラの筋肉感を巧く捉えたカタチ。

▲ホイールはバハ・タイプのリアル・ライダーズだが、オリジナルとは金型が異なる。

▲ 「リアル・ライダーズ」は1990年代半ば以降のホットウィール熱の象徴だった

★画像はポップアップします。★

相変わらずバリエーションを増やし続けるホットウィール。単純に「ベーシック」と「コレクターライン」というふうに大別できたのは一昔前の話と言えるかもしれません。その狭間を埋めるようなラインの誕生がその原因。この流れは数年前、ベーシック金型を使用しつつ、ラバータイヤや凝ったカラーリングを施した「プレファード」や「マイルストーン」といったシリーズがリリースされた時に始まっています。

 そして現状、こうした新しい潮流が、かつての1/64「シングル」や同「2(4)カーセット」に変わって、1/64コレクターラインの中核を担っており、具体的には、ベーシック系金型を使用しつつ、ヴィンテージ風の味付けてコレクター向きの展開を示している「ホットウィール・クラシックス」、ベーシック系金型に加えて専用の新金型を投入しつつ、ディテーリングは程ほどに抑制した大人っぽい「ウルトラ・ホッツ」という2ラインに絞り込まれて来ています。

 思えば、「ホットウィール・コレクティブル」も最初はベーシック金型を使用してホイール換えや繊細なカラーリングで差別化をはかっていました。やがてコレクター・ライン専用のスケール・モデルとしての金型が生まれ、今となっては正に伝説となった「Legends」や「Legends to Life」といったミニチュアカー史に残る傑作シリーズが生みだされました。

 しかし一方、この時期は各種企業による特注モデルが百花繚乱だった時期でもあり、その主役はやはりベーシック金型でした。そして足回りは…。どれを取ってもラバータイヤに「Good Year」ホワイト・レターの「リアル・ライダーズ(Real Riders)」!1980年代初頭のベーシック・ラインで登場したこのラバー製タイヤは、特注モデルや「トレジャーハント」に多用され、1990年代半ば以降の大ブームにおいて多大な貢献を果たしました。

 ホイール部分は、いわゆる「バハ」タイプがリアル・ライダーズのオリジナルですが、特注モデルに使用されるのはシンプルなレーシング・タイプが多かったと記憶しています。写真のコブラは「30周年記念」シリーズの1台としてリリースされたもので、いにしえのオリジナル同様、バハタイプのリアル・ライダーズを履いています。しかし厳密にはオリジナルのバハとは金型が異なるようです。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月02日 23:42 | コメント (3)

2006年05月03日

ホットウィール/RealRiders「Good'Ol Pick-Um-Up」


▲渋いプラム色のパンプキン・トラック。白いホイールとのコーディネーションもグッド。

▲写真の個体は全体にキズだらけ、泥だらけだったものを掃除して磨いたもの。

▲オリジナル「リアル・ライダーズ」は、独特の渋い魅力を持つシリーズだった。

★画像はポップアップします。★

 昨日は1990年代の世界的なホットウィール熱において「real Riders/リアル・ライダーズ」と呼ばれるラバー製タイヤが果たした役割の話を書きました。今日でも「HotWheels.com」の限定品では、リアル・ライダーズの足回りをフィーチャーした特注品も見受けられますし、オリジナル リアル・ライダーズのカード・デザインを踏襲したシリーズもラインナップされています。しかし何事においてもオリジナルに勝るものはありません。リアル・ライダーズに関してもこれは同様と言えるでしょう。

 そもそもリアル・ライダーズはその名が示すとおり、それまでのホットウィールとは異なる「リアル」なムードが身上のシリーズでした。そのコンセプトの要となったのが言うまでもなく、Good Yearのホワイト・レターがフィーチャーされたラバー製タイヤと専用ホイールからなる足回りでした。なにしろ通常のホットウィールの足回りはプラスチック製だったわけですから、ラバー製タイヤになっただけでも、リアリティの観点から言えば確かに「リアル」でした。

 しかし、このラバー製タイヤの代償として、ホットウィール本来の滑るように軽快な走行性能がスポイルされたのも事実でした。しかし元来このシリーズ、濃紺をベースとするカードのグラフィック・デザインが象徴するように、全体に渋いトーンが特徴とも言え、その意味ではアダルト・コレクターにややシフトした展開だったのかも知れません。リアルライダーズのカード・デザインを好むコレクターは現在でも少なくないと思います。

 写真はそんなオリジナル「リアル・ライダーズ」からの1台で、'56年フォードF100ピックアップをベースとする「Good'Ol Pick-Um-Up」です。渋いソリッド・プラムのボディで、ベッドには2台のモトクロッサーを搭載。ホイールはホワイトです。未開封のブリスター状態のものも最近見なくなりましたが、ルースで程度の良いものは余計に少ないかも知れません。写真のものは、モトクロッサーのハンドルバーが折れ、全体にチップだらけの完全に「砂場」仕様状態のものをアメリカで買い、汚れを取ってからコンパウンドで磨いてあります。

 このヤレたムードが気に入っており、いつもケースの特等席に飾っています。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月03日 23:17 | コメント (0)

2006年05月04日

ホットウィール・新旧「クラシック・コード」


▲美しいピンクとブルーのクラシック・コード。ピンクは「レッドラインクラブ」限定品。

▲左端は1970年のオリジナル。復刻の2台と比べて全高が低いことがわかる。

▲新旧コード3台。レッドラインを代表する車種の金型が復刻されたのは喜ばしいこと。

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 ホットウィール・ファンも世代によって人気車種が異なると思うのですが、私とほぼ同じ、つまりオリジナルの日本版ホットウィールで遊んだ記憶を持つ世代の中での超・人気車種の1つが1970年発売の「クラシック・コード」です。以前、ブルーの復刻モデルをご紹介したこともありましたが、今日はその復刻版のバリエーションで、先月アトランタで開催されたホットウィール・ナショナルズにおける「レッドライン・クラブ」会員限定のイベント限定品をご覧に入れましょう。モデル・カーズ誌「ホットウィール・ファンクラブ」などで御馴染みのグラフィック・デザイナー、タキガミ君から借りたものです。

 オリジナルのクラシック・コードで、しかもスペクトラフレーム・ピンクとなれば、とんでもないプレミア・モデルということになりますので、その如何にもハードなコレクターが欲しがるカラーで仕上げられているあたり心憎いばかりです。また先にご紹介したブルー同様、シャシーはメッキされていますので、その輝きはオリジナルとは全く異なるシャープな光沢で、非常に美しいものです。

 写真、マゼンタのものがオリジナルですが、主な違いとしては復刻版は「車高が高く前後トレッドが狭い」ことがあります。金型に関してはシャシー面のレリーフ以外には、インテリアを含めて外部から見える違いは殆ど感じられません。足回りのスタンスだけは前述のようにオリジナルのムードがホットロッドらしくて好ましいと思いますが、なにしろ復刻版のキラキラ感は一見の価値ありです。

 

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月04日 23:37 | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年05月06日

「IGNITE」第3号出ました!

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 ホビダス・マーチャントでもある高円寺のアメリカン・ダイキャスト/アパレル専門店「ホットワイヤー」の石橋君と奥様のヒロコさんが中心となってとりまとめているカーカルチャーに関するフリーペーパー「IGNITE(イグナイト)」の第3号がリリースされた。

 いつも通り、ボーゼンとするほど濃い口のネタが展開されており、全体の写真・グラフィックに関しても非常にカッコよくまとまっています。しかも3号目に至って雑誌としてのバランスが格段に良くなっており、随分読みやすくなっていると感じました。

 不肖ワタクシモ「Jeff Koch」が書いたチャージャー記事の翻訳や模型ネタなど、一部お手伝いさせていただいております。なお、IGNITEのブログがホビダス内で展開されていることをご存知でしょうか?
●「IGNITE」と「HotWire DC」のページ
 ぜひそちらの方も併せてごらんください!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月06日 15:52 | コメント (0)

2006年05月07日

ホットウィール「RRs クラシック・コブラ」


▲グレーのバハ・ホイールが迫力! オリジナルRRのコブラ。

▲ボンネットは開閉可能。シートには2点式ベルトがレリーフされる。

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 先日来、コブラ、F100ピックアップと、ホットウィールの旧「Real Riders」系モデルをご紹介しましたが、今日は先日の30周年コブラのそもそものオリジナルをご覧に入れます。

 オリジナル版リアル・ライダーズのバハホイールにはホワイトとグレーがありますが、どちらかと言えばグレーの印象の方が強いようです。無論これは車種にもより、例えば「バハバグ」だと基本的にホワイトの印象しかありません。しかしシリーズ全体を見渡してみるとグレーのバリエーションの方が多いのは確かのようでです。

 さてオリジナル版リアル・ライダーズのクラシック・コブラにも微妙なバリエーションが少々あるようですが、取りあえず写真のブルーにホワイトのストライプで、前後径が異なるホイール(前後同径もあり)というものが最も馴染み深いルックスと言えるのではないでしょうか?

 こうして見ると先般の30周年仕様よりもワイルドなムードがぐっと強くて、コブラ好きにとっては無視できないモデルであると思われます。大のコブラ・フリークであり、実際ERA版のオーナーでもある「モデル・カーズ」初代編集長・平野さんも、以前ホットウィールのコブラを評価していたと記憶しています。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月07日 23:02 | コメント (0)

2006年05月08日

ホットウィール「RRs '40sウッディ」


▲「ホットロッディング&サーフィン」いう西海岸カルチャーの定番コンビを体現したウッディ。

▲「ハイ・レイカーズ」ギミックによってリアの車高が調整できる。写真は一番高くした状態。

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 引き続きホットウィールのオリジナル「リアル・ライダーズ」からの1台で、「'40s ウッディ」です。この時期のホットウィールは「ハイ・レイカーズ」という、リアの車高を数段階に調整できるギミックを幾つかのシャシーに盛り込んでおり、このウッディも、そのハイ・レイカーズの1台となっています。すなわちリアル・ライダーズとハイ・レイカーズのダブル・ネーム(?)ものとなっています。

 先般のコブラ同様、グレーのリアルライダーが足元を引き締めており、フレークが入ったダークブルーとダーク・ブラウンのウッド(無論プラスチック製ですが…)からなる濃い目のコーディネーションと相俟って、渋い味わいの1台となっています。

●復刻版・限定リアルライダーズの売り物件・各種!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月08日 23:01 | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年05月09日

ホットウィール「RRs '34フォード」


▲濃いカラー・コーディネートとエンジンのクロームがヴィヴィッドな対比を見せる。

▲このフォードも車高変更できる「ハイ・レイカーズ」。写真は一番低い状態。

★画像はポップアップします。★

 オリジナル「リアル・ライダーズ」の続きで「'34フォード」です。これも昨日のウッディ同様、車高調整できる「ハイ・レイカーズ」のギミックが盛り込まれた1台。

 アンバーのボディにダーク・ブラウンのフェンダー、ルーフからリア・フードにかけてイエローのフレイムスという、ディープなカラー・コーディネーションとなっています。濃紺地のカード・デザインから各モデルのカラーリングまで、リアル・ライダーズのデザインには一貫性が感じられ、一口で言えば「濃厚」ということになりましょうか、そもそも「Good Year」ホワイトレター入りラバー製タイヤにグレーのバハ・ホイールという足回りに象徴されるように、ある種の「重み」が演出されているようです。

 オリジナル「リアル・ライダーズ」は明確なコンセプトを感じさせたシリーズであったと共に、ホットウィール本来の稀有なキャラクター、すなわち、それぞれの時代のデザイン・トレンドを確実に映し出していた、と言えるのではないでしょうか。

●復刻版・限定リアルライダーズの売り物件・各種!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月09日 21:58 | コメント (0)

2006年05月10日

ホットウィール「RRs スーパーバン」


▲低くスポーティな未来型バンといった風情の「スーパーバン」。

▲左側のグラスエリアが大きく開き、インテリアも凝ったもの。

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 引き続き、オリジナル「リアル・ライダーズ」のバリエーションから同シリーズを代表する1台とも言える「スーパーバン」です。

 ジョージ・バリスが制作した同じ車名の実車ショーカーに似たコンセプトが感じられるモデルですが、バリスの実車よりも低く構えたスタンスとなっており、リアル・ライダーズならではの足まわりとも相俟って、スポーティなムードにまとまっています。

 片側のグラスエリアが大きく開き、インテリアもなかなか凝ったディテール。コクピットのダッシュボード+ステアリングのワンピース・パーツが何故か脱落し易いようなので、入手なさるなら要チェックです。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月10日 19:48 | コメント (0)

2006年05月12日

ホットウィール・ランブラーズ「ストレイト・アウェイ」


▲矢印フォルムに前傾姿勢でやる気全開のドラッグ・スタイル。

▲ランブラーズ・シリーズは概ねメキシコで製造されていた。

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 リアル・ライダーズを一段落して、ホットウィール1970年代のモーターサイクル・ライン「ランブラーズ(RRRumblers)」から、1972年発売の1台、「ストレイト・アウェイ(STRAIGHT AWAY)」をご紹介します。

 同「ランブラーズ」シリーズは、1973年まで展開されたシリーズで、とりわけ最終年の「ボーンシェイカー」や「プレイング・メナス」等、かなり「ぶっ飛んだ」デザインのモデルが今となってはプレミアつきの超人気車種となっているのですが、シリーズ本来のテイストは、寧ろ前年までのラインナップにあるとおも思えます。

 ミニチュアとして真面目にこのシリーズの特徴を語るなら、そのポイントはダイキャスト・パーツのキャスティングの素晴らしさにあります。エンジンやエグゾーストの取り回し等、車種ごとに様々なアイディアが詰め込まれており、なおかつ、彫りが深くて無塗装である為、金属の質感が更に魅力を惹き立てています。

 ストレイト・アウェイはその名とフォルムは示す通り、まっすぐに行ってしまう…ドラッグ・スタイルのカスタム・バイクtなっています。走行に装着するダリー(補助輪)は、取り外すことができます。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月12日 17:50 | コメント (2)

2006年05月13日

ホットウィール・ランブラーズ「チョッピン・シャリオット」


▲シャリオットとは、古代の二輪戦車のこと。

▲ダイキャスト部品は墨入れで彫りが強調されている。

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 昨日に引き続き、1970年代初頭のホットウィール・サイドライン、「ランブラーズ」から。
このランブラーズ・シリーズは1971~'73年まで展開された、オリジナル・デザインのチョッパーやドラッグ/カスタム・バイクからなるラインナップでした。スケールは1/32程度で、縮尺の点では二輪ダイキャストに積極的だったイギリスの「ブリテン」製モデルに倣ったのかも知れませんが、片やイギリス/ヨーロッパ的正調モータサイクル、片やチョッパーですから、この二社の同時期のモデルを並べてみると面白いかもしれません。デキはいずれも良いのですから。

 写真のモデルは1972年発売の「チョッピン・シャリオット/Choppin' Chariot」。ランブラーズ・シリーズのラインナップは、現在もホットウィールのチーフ・デザイナーを務める「ラリー・ウッド」氏と、亡き鬼才「ボブ・ラブジョイ」が二人で担当したとのことですが、映画「ベンハー」の二輪戦車レース・シーンを思い出させる、このブッ飛んだデザインのモデルは、おそらく後者「ラブジョイ」の作品と思われます。

 ラリー・ウッド氏には何度かお話を聞いたことがありますが、同氏はラブジョイ氏のオリジナル・ドローイングの幾つかを大切に所蔵していると語っていました。拝んでみたいものですね!

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月13日 21:17 | コメント (0)

2006年05月15日

ホットウィール・ランブラーズ「ローミン・キャンドル」


▲ロケットエンジンの束を抱えた恐るべきドラッグ・トライク。

▲キャスティングの素晴らしさは同シリーズの特徴である。

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 引き続き「ランブラーズ」からの1台で、ロケット・エンジンをリアに搭載したドラッグ・トライク「ローミン・キャンドル/ROAMIN CANDOLE」。

 エンジンに関して、「ロケット」と書きましたが、よく見るとガスタービン・エンジンが束になっているようにも見えます。以前ラリー・ウッドにインタビューした折、彼はSTPタービンカーで有名な「プラット&ホイットニー」社で働いたキャリアがあるらしく、その時の経験が「ジェット」エンジンを搭載したオリジナル・モデルのインスピレーションになっているし、なおかつデザインにも役立っていると語っていました。

 そう考えると、このトライクをデザインしたのはラリーっぽいですが、エアプレーン・フリークであった、故「ボブ・ラブジョイ」も、それら航空機用エンジンに関する知識は豊富であったでしょうから、なんとも言えませんね。

 若き日の二人はどんな会話を交わしながら、「ランブラーズ」シリーズをデザインしていたのでしょう。片や志なかばに事故で亡くなり、片やいまだ現役。

 それを思うと少し切ない感じもするランブラーズではあります。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月15日 00:52 | コメント (0)

'64 フォード「ファイヤーボール・ロバーツ」●RC 1/64


▲内装を持たないシンプルな作りが特徴だ。

▲タイヤにはホワイトレターが入っている

▲グラフィックは概ね正確な再現。

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 先日ホットウィールのストックを整頓していたら、ここ15年ほどの間に入手した様々なダイキャスト・ミニチュアカーが次々に出土し…、意外なまでにストックカー系のモデルが多くて自分でも驚いてしまいました。

 しかし、ここ数年の己が愚行を省みるに、とりわけ1/64スケールのダイキャストに関して言えば、日本でもNASCARウィンストンカップに注目が集まった時期だったこともあったのか、自然とストックカーのモデルを入手する機会が少なくなかったようなのです。

 1/64スケールのストックカーと言えば、元来は「RCCA(Racing Collectables)」の独壇場で、その後、同ブランドが「Action(アクション)」を生み、「レベル」や「レーシング・チャンピオン」がこれに絡むという図式だったと記憶します。ホットウィールも「レーシング」ブランドで、1/64を中心とする積極的な展開を見せていました。

 当時の現行「NASCAR」に関して言えば、質・量共にアクションとレベルが突出していました。同時に1950~80年代のストックカーもしばしば題材になりましたが、この場合は老舗、RCCAのラインナップが充実。時折レーシング・チャンピオンからもリリースがありましたが、そのクオリティはトイライクなもので、価格帯も低く設定されていました。

 そんなヒストリック・ストックカーの中でもRCCAは無論、レーシング・チャンピオンもモデル化した人気のある題材として、1960年代初頭の人気レーサー、「グレン“ファイヤーボール”ロバーツ」のマシーンがあります。

 写真のモデルもファイヤーボール・ロバーツのマシーンで、彼が駆った中でも最も有名な1台、うすい紫色が美しい'64フォード・ギャラクシーを再現したレーシングチャンピオン製1/64モデルです。ブラック・ウィンドウで、内装再現はオミットされたシンプルな作りが特徴となっています(1992年発売)。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月15日 19:42 | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年05月16日

グレン「ファイヤーボール」ロバーツ part1●RCCA 1/64


▲RCCAの製品クオリティは、その後の「1/64」世界を牽引した。

▲グラフィックの正確さと美しさは、当時としては傑出していた。

▲小さなウィンドウ・パッケージ化粧箱もマニア心をくすぐった。

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 昨日に引き続き、1960年代のストックカー・ヒーロー、グレン「ファイヤーボール」ロバーツの愛機、'64フォード・ギャラクシーの1/64ダイキャスト・モデルのご紹介です。昨日のは最もベーシックと言える「レーシング・チャンピオン」製モデル、今日掲載している写真のものは、「アクション」の原型となった「RCCA(レーシング・コレクタブル)」が1992年に発売したモデルです。

 このRCCAというメーカーは、当初会員制のクラブ組織で、メール・オーダーのみのビジネスを展開していました。ラインアップの核となっていたのは1960年代のストックカーで、その意味では非常にマニアックながら、ニッチで数を絞り込んだ顧客だけを対象にした面白い動きを見せていたと言えるでしょう。

 製品のクオリティに関しても、この時期いまだホットウィールはコレクターライン展開以前、プレイング・マンティスによるジョニー・ライトニング復活劇直前ですから、1/64スケールとしては抜きん出たレベルにあった、と言って良いと思います。ストックカーと言えばカラーリングとグラフィックが命ですが、その点でも傑出していました。そう考えると、その後の各社の1/64スケールにおける様々な展開の先陣を切っていたとも言えますね。

 ファイヤーボール・ロバーツは勇猛果敢なドライビングと抜群の速さで人気を誇ったレーサーでしたが、1964年、レース中の事故で負った火傷により、約1ヶ月後に亡くなりました。「ファイヤーボール」というニックネームは、自動車レース以前、野球の剛速球ピッチャーとして鳴らした時に頂戴したものだったそうですが、彼自身はその「あだ名」を嫌っていたと言われています。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月16日 20:00 | コメント (0)

2006年05月17日

「ホットウィール・ファンクラブ」 webリリース!

 ホットウィール・ファンの皆さんにニュースです!

 いつも月刊「モデル・カーズ」でお楽しみ頂いている「ホットウィール・ファンクラブ」のページ。そのWeb版が昨日スタートしました。

 いち早い情報とビジュアルは、このWebで! 更にディープな解説と美しいグラフィックは誌面で! これからは2つの方法で、ホットウィールをお楽しみいただけるようになります。ゼヒご期待ください!

 コメントもガンガンお寄せください。皆さんからの情報も掲載させて頂きますよー!

●ホットウィール・ファンクラブ web

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月17日 12:59 | コメント (0)

2006年05月18日

グレン「ファイヤーボール」ロバーツPart2●RCCA1/64


▲薄いソリッド・パープルが美しい「火の玉ロバーツ」の愛機、'64年ギャラクシー。

▲前回紹介した仕様とはグラフィックも微妙に異なる。ゼッケンの書体と色も。

▲RCCA製モデルは、メールオーダーのみで販売されていた。

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 「火の玉ロバーツ」の愛機を再現したダイキャストの第3弾は、またしても1964年フォード・ギャラクシーです。前回ご紹介したもの同様、RCCAの1/64スケールですが、ボディ・カラーがメタリックではなくソリッドの薄いパープルで、グラフィックも微妙に異なります。またホイールとボディが共色となっています。

 どちらが彼のラスト・マシーンなのかは勉強不足により不明。お解りになる方、いらっしゃったらご教授ください。

 ロバーツの死後、友人のレーサーがレーシング・スーツ等の防備に関して積極的に取り組み、それがきっかけでモータースポーツにおける安全性に対する認識が大幅に向上したと言われています。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月18日 19:58 | コメント (0)

2006年05月19日

ダン・ガーニー●RCCA1/64


▲ホワイトにゼッケン「0」という渋いカラー。

▲リミテッド・エディションの1台(1991年)。

▲「LIMITED EDITION」が謳われる。

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 ファイヤーボールを一段落して、同じRCCA製1/64ストックカー・モデルから「ダン・ガーニー」が1963年に操縦したフォード・フェアレーンをご紹介。

 白のボディにゼッケン「0」という風情が只者ではないオーラを発するカラーリング。このモデルはリミテッド・エディションとしてリリースされました。

 ダン・ガーニーと言えば、後のマリオ・アンドレッティ同様、新旧大陸を股にかけて大活躍したアメリカ人レーサー。インディ、F1グランプリ、カンナム、マニファクチャラーズ選手権におけるスポーツプロトやGTカーは無論、ストックカーやドラッグ・レーサーまで、あらゆるレースカーを乗りこなすプロの「走り屋」であると共に、自ら「AAR(オール・アメリカン・レーシング)」を率いるチーム・オーナー兼マニファクチャーとしても永く活動した真の「レース屋」のひとりだったのです。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月19日 21:11 | コメント (0)

2006年05月20日

ジェフ・コッチという男


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 ある日、自宅に帰ってみるとアメリカから小さなダンボール箱が着いていました。差出人は「Jeff Koch(ジェフ・コッチ)」。アメリカの自動車ジャーナリストです。

 2001年、アメリカ取材をした折に知人に紹介してもらったのですが、この時、彼はホットロッド・マガジンの編集者でした。休日でしたが編集部で彼の個室に通してもらうと、なんとそこはミニカーの山! しかもやたらとトミカが多い! あんたアメリカ人だろ? しかもホットロッド・マガジンなのに…。

 聞けば幼い頃からミニカー・マニアで、長じてもそれは変わらず。無論ラリー・ウッドとも親しいなど、ホットウィールとの関わりも深いのですが、幼少時に輸入されていたトミカが好きだったらしく、ミニカーに関してはホットロッドやマッスルカーに限らず、実車が存在するものなら何でも食指が動くタイプらしいのです。但しスケールは1/64限定。

 そんな彼ですが、しばしあってホットウィールの永遠のライバルである「ジョニー・ライトニング(JL)」のブランド・マネージャーに転職しました。言うなれば幼い頃からの夢を叶えたようなもので、彼が加入した後のJLは、素晴らしいクオリティで、しかもアメリカ車フリークが待ち望んでいた車種を矢継ぎ早に発表して行きました。正に情熱のなせる業だったと言えましょう。送られてきたダンボール箱には、彼が手懸けたJLのモパー系車種がセレクトされて詰め込まれていました。続きは明日。

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月20日 19:57 | コメント (0)

2006年05月21日

ジェフ・コッチという男 [part2]


▲ジェフ・コッチの新しい愛車は、'64 ダッジ・ダートGTコンバーチブル。

▲プッシュボタン式オートマチック・トランスミッションが付いている。

▲エンジンは、273 V8。以前はマーキュリー・モンテゴが愛車だった。

★画像はポップアップします。★

 昨日の続きです。幼い頃からクルマ好きで、もちろんミニチュアカー・フリークでもあったジェフ・コッチは、ホットロッド・マガジンの編集者という職を辞して、「ジョニー・ライトニング(JL)」のブランド・マネージャーという新しい職を得ました。2002年頃のことです。

 昨日も書いたとおり、彼がマネージャーを務めた時期のJLは非常に充実した展開を見せ、企画力や製品クオリティの点で極めて優れていました。1/64スケールのコレクター向けダイキャストとして、特にホットウィール・コレクティブル系ラインにとって最大の脅威であったことは間違いありません。

 そんなジェフでしたが、数年の間、精力的にダイキャスト・ビジネスに集中した後、突然「カリフォルニアに帰りたい」と語り、JLから離れてしまいました。その後は再び自動車ジャーナリズムの世界に戻り、現在はヘミングズ社が出版しているマッスルカー専門誌「マッスル・マシーン」のレギュラー・ライターとして活躍しています。ミニカーが好きで自動車史にも詳しい書斎派の一面を持ちながら、ハイパフォーマンス・マッスルカーやホットロッドを巧みに操縦でき、更に写真も撮影できるのが彼の強みで、概ね彼が執筆した記事は写真も自身で撮影したものが使われています。先般ご紹介したフリーペーパー、「IGNITE(イグナイト)」でも、たいへんおもしろい彼の翻訳版記事が読めますので、是非一度ご覧ください。

 さて、昨日の書き出しに戻って、ジェフ・コッチからミニカーが送りつけられてきたワケは…。もうじきお子さんが生まれるので、部屋の整理整頓を余儀なくされているのと、写真に見られる新しいクルマを買ってしまったので、せめてオモチャを減らそうという、奥さんへの気遣いであるようです。

 国が変わってもミニカー・コレクターの悩みは変わらないようですね!

●ジョニー・ライトニングをホビダスで探す?

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月21日 21:08 | コメント (0)

2006年05月22日

ホットウィール動画追加!

 お待たせしました!「ホットウィール・ファンクラブ」内、「ホットウィール・ギャラリー」のページに、瀧上徳和氏 制作のフルCGムービー(動画)が1本追加されました。

 数年前の懐かしいベーシックカーたちが登場します! どうぞお楽しみください!

●ホットウィール・ギャラリーのページ

 

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月22日 17:35

モデルカー対談アップ!

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 以前もお伝えしたネタですが、モデル・カーズの長尾編集長と私による、モデルカーに関する対談(ヨタ話…)の第3回目がアップされました。
 
 内容あるのか・ないのか…。 お楽しみください!

●モデルカー対談:第3回「プラモデル」
●モデルカー対談TOPページ

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月22日 21:16 | コメント (0)

2006年05月23日

HWs「ファーストエディション」と「トレジャーハント」アップ!

「ホットウィール・ファンクラブ」のサイトの今月の「ファースト・エディション」と、「トレジャーハント」のビジュアルをアップしました。カマロ・コンバーチブルがいい感じです!

●ファースト・エディション
●トレジャーハント

投稿者: T. Yamada | 日時: 2006年05月23日 21:40 | コメント (0)

2006年05月24日

HWs「セグメント」と「オープンストック」アップ!

「ホットウィール・ファンクラブ」のサイトの今月の「セグメント・シリーズ」と、「オープン・ストック(コレクターナンバー)」のビジュアルをアップしました。ちょっと軍モノっぽい「ヴェイリー・エイト(後期型コルベア・モンツァをベースとするドラッグ・レーサー)」が、超カッコよしです!

●セグメント
●オープン・ストック

投稿者: T. Yamada | 日時: