モノグラムの傑作「ビッグT」■1/8スケール・キット
▲モノグラム神話とプラモ黄金時代の象徴と言える傑作キット。1962年初版。 | ▲多色モールドと豊富なメッキパーツで無塗装でも仕上げられる。 | ▲16ページにも及ぶ丁寧な説明書。パーツ点数は300点弱。 |
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アメリカ製プラモデルの話。子供の頃、「ミドリ」というプラモ・メーカーがT型やB型など、戦前フォード・ベースの1/24ホットロッド・キットを数種類発売していました。いずれもモーターライズでしたが、ディテールも良くできているし、何よりそのバタ臭い印象が記憶に残っていました。長ずるに従って、これらのオリジナルが、かのモノグラム製キットだったと知り、その印象に納得した次第です。
これら1/24スケールのモノグラム製ホットロッド・キットの1960年代初頭における系譜の象徴であり、頂点にあったのが1/8スケールのラインナップ。「ビッグ・デュース」「ビッグ・タブ」「ビッグ・ドラッグ」など、いずれも多色モールドと豊富なメッキパーツが奢られた豪華な内容で、概ね塗装しなくとも、誰にでも美しいホットロッド・モデルを仕上げることができる構成となっていました。ホワイトウォールのドラッグスリック・タイヤは、今見ても惚れ惚れします。
そのモールド(成型)の美しさから、「モノグラムの金型にはメッキが掛けられている」とまで言われたそのクオリティ。そのクオリティが最も解りやすいカタチで現われていたのが、華やかなビッグ・スケールのホットロッド・キットだったのではないでしょうか。当時、幸運にもこれらを組み立てた人たちによると、内容的に別格なのは「ビッグ・デュース」とのことですが、イメージ・リーダーという意味では、写真の「ビッグT」に勝るものは無いと思います。何度も再版されており、つい先頃も再版キットがリリースされましたが、無塗装仕上げを前提としていた当時のモールドと比べて、現代の版は同じクオリティを維持できているのでしょうか? ぜひこの目で比較してみたいものです。


