タイヨーの電動バギー
先般ご紹介した1970年代のブリキ製「VW EMPIインチピンチャーⅡ」同様、我が国の玩具メーカー、「タイヨー」が同時期に発売していた電動玩具のバギーをご紹介します。
先般のVWよりも一回り小さく、ボディとシャシーもブリキではなく、プラスチック製品となっています。シート(インテリア)だけが、印刷されたブリキとなっており、ブリキ玩具末期の製品であることがわかります。また、Good Yearのレターがレリーフされたタイヤとクレーガーふうメッキホイールもプラスチック製で、これは前述VWと全く同じサイズとパターン。VWではトレッド面がゴムの別パーツとなっていましたが、このバギーではタイヤ全体がプラスチックです。使用する乾電池もVWでは単一×2本でしたが、このバギーでは単二×2本。共にいわゆる“ミステリー・アクション”をすることは変わりません。
デューン・バギーと言うと、おしなべて皆同じ格好という印象がありますが、簡単に言うと、「メイヤーズ・マンクス」ふうのものと、「EMPI IMP」ふうのものの2種に大別できるようです。EMPI IMPは前フェンダーの抑揚が大きく、丸みを帯びたグラマラスなフォルム。有名なタミヤ製1/18プラモデルが正にそれです。
対して、このタイヨー製玩具はメイヤーズ・マンクス・タイプの典型で、特にフロント・フェンダーの峰がフラットで直線的なフォルムとなっています。
実はこれ、ごく最近入手したデッドストックなのですが、さすがに経年には勝てず、シャシー面にある走行用ゴムタイヤにフラットスポットができてしまっていました。しかし、とにかく通電+走行テストを実施してみたところ、フラットスポットでガタつきながらも、懐かしいミステリーアクションを披露してくれました。エンジン部のグリーンとレッドのクリアパーツは点滅します。プロポーションが素晴らしく、ディスプレイ・モデルとしてもいい感じです。


