かれこれ5~6年前、ロスアンジェルスに取材に行った折、当時ヴィンテージ・スロットカーの大家にして、世界一のコレクターと言われていたフェリペ・デ・レスピネイ氏に会い、彼のコレクションを見学させて貰うことができました。元来プロのオートバイ・ライダーで、4輪のヒストリックカー世界でも名高い人物なのですが、スロットカーに対する情熱は更にスゴイもので、フランス語なまりの早口英語でまくしたてられると、正直何を言っているのかサッパリ解らず、取り合えず相槌を打っている状態でした。その後、彼がスロットカーに関する書籍の2号目を出すに当たって、撮影や編集などのオファーを貰ったのですが、残念ながら現実のものとはならず…。
そんな訳で最近まで彼のことも正直殆ど記憶の外だったのですが、いきなりLA在住の友人から、“フェリペ氏のスロットカー友達が、ヤマダを頼って日本に遊びに行くから”との知らせ。詳しく聞けば、フェリペ氏が運営していたスロットカー・ショップ、“エレクトリック・ドリームズ”の新しいオーナー氏とのことで、モデル・カーズ編集部に遊びに行くし、それ以外にも、古いスロットカー関連の場所に連れて行ってくれとのオファーでした。
くだんの人物、Scott Bader氏は5日の金曜日に弊社を訪れ、モデル・カーズ誌でおなじみの“ギスラむらかみ”氏とのスロットカー対談が実施されました。その時の話によれば、スコット氏はフェリペ氏が所有していたスロットカーを全て譲り受けたとのことで、詳細なリストを元に、現在も世界中のスロットカーを集め続けているとのことです。つまり現在は、質量共に、彼が世界一のスロットカー・コレクターと考えて間違いないでしょう。現在51歳の彼は既に殆どリタイアしており、余生のエネルギーは、殆どヴィンテージ・スロットカーと実車のヒストリックカー・レースに捧げられているとのことです。
次回につづく


