進化するフリーペーパー“IGNITE”
ホビダスにも出店して頂いているアメリカンなショップ、“HOT WIRE(ホットワイヤー)”のオーナー、ヒロコさんと石橋店長(このお二人は御夫婦)が中心になって編集・出版されているUSAモーター・カルチャーに特化したフリーペーパーが“IGNITE(イグナイト)”です。
極めて微力ながら(ほんとにちょこっとだけ)、私も編集のヘルプをさせて頂いているのですが、いつも出来上がってきてからビックリ。いやはやIGNITEは本当に「濃い」です。写真は最新の9号目なのですが、エロ可愛くて大人気だったIGNITE専属モデルの“GOGO! MIWA”ちゃんをフィーチャーした表紙を敢えてリニューアル、新しくKEIちゃんというカッコいいモデルさんを起用して、タランティーノばりというか、いにしえの超B級映画のポスターみたいにぶっ飛んだ表紙になってしまいました。内容は表紙よりも更に濃い口…。悪酔いしそうな、どろどろ(?)のUSAカー・カルチャー世界が展開されています。
このIGNITEは狭いカテゴリの専門的フリーペーパーとしては異例の部数が多く出ており、その数字は商業誌真っ青です。こんなにヒドイ(褒め言葉)内容なのに…。「間口を広く」「エントリー層にも親しめるように軽く作って」、売らんかな売らんかな、と四苦八苦している普通の雑誌編集者から見たら、悔しさを通り越して不思議に思えることでしょう。
単純な話、情熱と才能は読者に伝わるものだな、と思います。本当の意味で骨身を削ったものには、ニセモノにはない価値があり、それは誰にでも伝わるもの。正直な話、手伝っておきながらワタクシ、IGNITEの内容の半分も理解できません。でも楽しめてしまうのです。
かつてのアルファロメオは、どんなヘタクソが運転しても、クルマの楽しさを教えてくれたと思います。それと同じ。今回のIGNITEは、門外漢から見ても楽しめる内容でした。グラフィックの素晴らしさゆえに、所有の悦びも大きなものです。
いやはや、商業誌作りも岐路。全く違った強力なメディアが傍らで生まれていることに気づかねばなりません。


