上田 現ちゃん やすらかに
旧い友人の一人であった作曲家、「上田 現」さんが昨日夕方、逝去されました。学生時代に、同じバンドでライブ活動した仲間でした。心からご冥福をお祈りします。
私がそのバンドを辞めた後は殆ど会うこともありませんでした。一昨日、お見舞いにお伺いできたのですが、それ以前、最後に会ったのは1999年の渋谷公会堂・バックステージ、演奏後のメンバーをたずねて、10年ぶりぐらいに皆の顔を見たときのこと。最初に戻ってきていた彼は、私の顔をみつけると、昔と変わらぬ顔でにっこりと微笑んで握手の手を差し伸べてくれました。
ベースの弾き方を教えてくれたのは彼でした。吉祥寺の彼の部屋で一緒に曲を作ったこと、くだらない口喧嘩をしたこと、とっくに彼は忘れていたでしょうが、いろんなことが思い出されます。
なぜか一番おぼえているのは、ある晩、吉祥寺の彼の部屋で曲を作ろうということになり、一人で邪魔したときのこと。二人とも学生で、とにかくお金がなかったのですが、「なにか食べたいか?」と聞くので、「カツ丼が食いたいな」と言うと、わかった、ちょっと待ってろと言って、さっとバイクで材料を買ってきて、器用にカツ丼を作ってくれたことです。しかも、彼の分はなく、私の分だけ。
本当にやさしい男だったのだと思います。 現ちゃん、やすらかにお眠りください。


