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| 第一部では、物理や化学的な視点から、海について考えます。海の成り立ちや役割、気候との関係など、その特性を解説。地球そのものとほぼ同じ歴史を持つ海。あらゆる要素が絡み合い、現在の姿になるまでの過程を、写真とリアルなCG合成によって解説しています。 |  |
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| この章では、海を構成する主な要素を紹介。海岸、砂浜、サンゴ礁、氷山・・・など、海を構成している自然環境を取り上げ、人類の進化がもたらした様々な問題にも焦点を当てました。海を通して地球環境問題を考えることが出来ます。 |
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| 我々が暮らす地上とは、あまりにも環境が異なる世界で生活する海の生物たち。普段の生活の中では目にすることが出来ない深海生物や、マイナス20度の世界で生きるエンペラペンギン、水中を優雅に泳ぐシロクマなど、野生の姿を捉えたダイナミックな写真とともに、その生態に迫ります。 |
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| 最新のCG技術を駆使して、世界各地の海洋地図をリアルに再現しました。各地の海峡や海盆の地形が、地球の歴史や大地の形成に与えた影響がひと目で理解できるでしょう。地球上で一つに繋がっている海洋が、場所や環境によってさまざまに変化していることが、詳細に解説されています。 |
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私はこれまで40年にわたり、世界各国の海中にレンズを向け続けてきた。海は圧倒的なパワーと、水圧の壁により、ことごとく人類の侵入を拒み続けてきたが、地球上の7割を占める海洋のほんの一部、約2パーセントほどが、ようやく解明されてきたといわれている。
神秘性を帯び、謎に満ちた海洋は、一貫して生命進化の舞台を担ってきた。まだ見ぬ海洋は人々の興味を引きつけて止むことがなく、そんな欲求を、この『海洋大図鑑』が満たしてくれそうだ。
この大図鑑を手にして感じたのは、これまでわずか2パーセントの解明とは思えないほどの内容の濃さである。海洋のほとんどが知り尽くされたかのような詳細なデータと、解りやすい文章に、どんどんのめりこんでいく自分がいる。
ページから飛び出さんばかりの迫力に満ちた作品群も圧巻だ。かつて私が旅した海も随所に登場するが、さすが世界中から収集したそれらの作品には、悔しいけれど歯が立たない。
中でも釘付けになったのは、憧れ続けている海洋、南極で撮影した見開きの作品だ。
V字型に大きく口を開いた巨大な棚氷の流氷。それを水深20メートルほどからシルエットでとらえている。それだけでもうなるほどの作品なのだが、真っ青な海中を、数十羽の皇帝ペンギンが気持ちよさそうに泳いでいる。マイナス2度ほどと思われる過酷な環境下で、よくぞ冷静にシャッターが切れたものだと感心しつつ、同時に深い嫉妬の念も湧いてくるのだった。
作品もさることながら、この大図鑑のページをめくることにより、一つ一つ未知なる海洋のベールが解かれていく。私が40年にも渡り、この海洋から離れられなかったその理由が、本書によって答えを見出せたような気がしてならない。
中村征夫 |
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水中写真家 中村征夫 (なかむら いくお) URL:http://www.squall.co.jp/ |
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