ジャパン・ヒストリックカー・ツアー2008
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はじめに

1930年代から70年代にかけて、ヨーロッパでは都市間を結ぶ公道レースが盛んに行なわれ、サーキットを舞台としたグランプリ・レースと並ぶ人気を博していました。その代表的なものとして、イタリア国内で開催されていたミッレミリアやタルガ・フローリオ、またフランス国内を転戦したツール・ド・フランスなどが挙げられます。ヨーロッパ中の大メーカーや有力なレーシング・ティームがこぞって参加したそれらのレースからは、タツィオ・ヌボラーリ、スターリング・モス、ニーノ・ヴァッカレラ、ビック・エルフォードといったヒーローが誕生し、モータースポーツ史に残る、輝かしい一時代を築いたのです。それら伝説と化した公道レースは、往年のヒストリックカーによるラリー・イベントとして新たに姿を変えて蘇ります。

まず、その先陣を切ったのはミッレミリアでした。イタリア国内の当時設定されたルートを、参加した往年のクルマたちが再び走るというこのイベントは瞬く間に注目を集め、世界中からエントラントが集結する一大イベントへと成長しました。この人気に呼応するかのように、ツール・ド・フランス、タルガ・フローリオ、ジーロ・ディ・シチリアなどなどが復活し、ヨーロッパの愛好家の間では、このようなヒストリックカー・イベントに参加することが、ひとつのステイタスになっています。ここで新たにヨーロッパで行なわれているイベント同等のヒストリックカー・イベントを企画し、このようなクルマを使った趣味の世界が、欧米同様“文化”として広く社会に認知されるようにしたいという考えに至った次第です。

私どもが開催致します“Japan Historic Car Tour 2008”は、全行程2泊3日におよぶ日本最大級のヒストリックカー・ツアーで、日本を代表するヒストリックカー・イベントとして2004年に初開催され、今年で5回目の開催となります。まずスタート地点は、今年は小田原市にある大規模商業施設「小田原ダイナシティ」に設定し、天候にさえ恵まれれば日本一の山である富士山の雄大な姿を堪能していただけるはずです。

1日目の行程は長野県を目指し、宿泊先である「ホテル国際21」で行われるパーティでは、このツアーではすっかり恒例となった山梨県湯村温泉郷の「常磐ホテル」のお部屋の抽選を行います。今年はどなたの手にスペシャルルームのキーが握られるのか楽しみです。

翌日は、志賀高原から草津・嬬恋周辺の風光明媚なエリアをツーリングし、松本を経由して2日目の宿泊地となる山梨県・湯村温泉郷へと向かいます。3日目は湯村温泉郷から最終ゴール地である横浜の赤レンガ倉庫前イベント広場を目指します。横浜は、2009年に開港150年を迎えることもあり、そのプレ・イベントとして大勢の観客が、約750qにも及ぶツアーのゴールを出迎えてくれるでしょう。そして赤レンガ倉庫到着後は、昨年好評だった船上ランチパーティでの表彰式を、今年も予定しております。

参加が予定されるヒストリックカーは、世界的に見ても貴重なクルマばかり。さらに設定されているコースは日本独自の自然美を堪能する事ができ、ヨーロッパのイベントと肩を並べるハイレベルな内容を企画しております。

このように“Japan Historic Car Tour”は、今までの国内イベントとは一線を画す、新しいスタイルのラリー・イベントです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


ジャパン・ヒストリックカー・ツアー2007 大会会長 笹本 健次