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MTBは、山道だけでなく、土手や川沿いなど、どこでも使えるようなコンセプトが「売り」の自転車。素敵な景色を見つけるために、MTBに乗って遊びに出かけてみませんか?
MTBのカテゴリって?
景色を楽しむも良し、山道を駆け下りるも良し。MTBの楽しみ方を紹介します
景色を楽しむ、険しい岩へのジャンプ、山道を颯爽と下るなど、様々なジャンルがあります。それらのカテゴリを紹介!!
トレイルライド

▲SPECIALIZED「P.2」
トレイルライドは、大自然の林道、作業道、登山道を突き進むなど、MTBの一番身近な楽しみ方。近くの里山や、ちょっと離れた山まで車で向かえば一日中遊べる山はどこにでもあります。ただし、コースはあくまで登山道や遊歩道。MTB専用のコースではないので、正しいふるまい方も必要です。マナーを守ってMTBを楽しみましょう。
 トレイルライディングに適したMTBは、フルサスペンション、ハードテイルどちらでも良いですが、重量や漕ぎやすさにそれほどこだわる必要はないでしょう。
ダウンヒル

▲GIANT「FAITH 1」
ダウンヒルはの魅力はなんと言ってもスピード感!!日常では味わえない非日常のスピードで駆け抜けます。爽快感もありますが、転倒や激突などでの怪我の心配もあります。バイクにもウェアにもそれなりの装備が必要です。
 DH専用バイクは、登りは考慮されていないのでチェーンの脱落を防止するチェーンディバイスが装着された、シングルギア仕様がオススメ。また転倒時の衝撃から体を守るプロテクターやヘルメットは必携です。
クロスカントリー

▲TREK「Fuel EX 9.5」
ダウンヒルと並んでポピュラーなジャンルがクロスカントリー。上りも下りも駆け回るトレイルライドと基本的には同じですが、最近はそのレースを「クロスカントリー」と呼ばれることが多いです。シーズン中は各地でレースが行われています。主流は軽量なアルミが使用されることが多く、硬い素材なのでペダルのパワーが逃げず、完成度が高いものが多いです。軽快に走りたいのであればハードテイルを、安定を求めるのであればフルサスペンション。あなたはどちらを選びますか?
トライアル

▲GIANT「STP 3」
トライアルはMTBでの「バランス」を遊ぶジャンル。自然の地形を利用したり人口で作られたセクションを「いかに足を着けずにクリアできるか?」を競う競技です。そのため、バイクの特徴としてサドルが驚くほど低いこと。競技ではほぼスタンディングでバランスを取っているため、座る必要がありません。そのため、バランスを取る際の邪魔にならないように低くなっているのです。

MTBの基礎知識
現在のMTBは、さまざまなパーツで構成されています。これらの名称と役割がわかれば、トラブルの時にも問題解決に一役買ったりと、もっとMTBが近い存在になるはずです。

1:ハンドルバー/2:シフター/3:ブレーキレバー/4:ステム/5:フロントフォーク/6:タイヤ/7:バルブ/8:ハブ/9:ブレーキ/10:スポーク&ニップル/11:リム/12:ディスクローター/13:フレーム/14:リアサスペンションユニット/15:ペダル/16:クランクセット/17:サドル/18:シートピラー/19:シートクランプ/20:フロントディレイラー/21:チェーンリング/22:チェーン/23:カセットスプロケット/24:リアディレイラー(写真をクリックしてください。別ウインドウで解説がお読みいただけます)

MTBの有名ブランド
MTBを作っているブランドには、各社の自転車の特徴やバックグラウンドなど、それぞれ個性があります。それに合わせて、自分のお気に入りの自転車も変わってくるはず。メジャーブランドのストーリーをピックアップ。
CANNONDALE
キャノンデール

MTB、ロードバイクともに積極的に活動を行っているアメリカンブランド。鉄道の駅舎で創業し、駅名が社名となっている。1990年代に極太のオリジナルチューブと独創的なフレームワークで一時代を築いた。DHからXCまで、各カテゴリに幅広くバイクを提供している。
GIANT
ジャイアント

自転車界では、世界No.1の規模を誇り、リーズナブルな価格で良質なバイクを提供するブランド。MTBだけでなく、ロードバイク界においても数々の功績を持ち、ツール・ド・フランスでも活躍している。

JAMIS
ジェイミス

1979年の創業当時はビーチクルーザーの生産から始まったという老舗のブランド。トップモデルでは、しなやかなクロモリを使用するなど、通好みなバイク作りもジェイミスブランドの特徴だ。XCからFRバイクまでリーズナブルな価格と良心的なパーツチョイスを行い、幅広くラインナップ。

SCHWINN
シュウィン

創業は1895年と、100年以上の歴史ある北米最古の老舗メーカーで、MTBの元ともなったビーチクルーザーを世に送り出した。BMXでは数多くの実績を持ち、エントリー〜エキスパートモデルが幅広く登場している。アメリカンバイクの歴史を語る上で欠かせないブランドだ。

SPECIALIZED
スペシャライズド

世界で最初の量産型MTB「スタンプジャンパー」を世に送り出したブランド。以後の急速な躍進は目覚しく、現在までにMTB以外にロードやBMX、さらには街乗り自転車まで幅広く豊富なプライスで提供し続けている。女性用アイテムも早くから着手してきた、総合スポーツバイクブランドである。

TREK
トレック

ロードでは、ランス・アームストロングによってツール・ド・フランス前人未踏の7連覇を達成したブランドだが、もとはMTBからはじまり、早くからカーボンに着目するなど、常に先端の素材と技術力で、高い性能のバイクを数多く輩出させてきた。またフリーライドやとレイルバイクなど、レース以外のカテゴリにも力を注いでいる。

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MTB Q&A
基礎知識のページでご存知の通り、とにかく細かく分かれているMTBのパーツ。当然わからないことも出てくるはず。Q&Aでは、MTBの素朴な疑問に一つ一つにお答えしましょう。
Q 高価なMTBは何が違うの?
A 簡単に言うと、軽くなる=高価と考えて差し支えないでしょう。高価になる理由はパーツの材質、重量、剛性、加工精度です。左のコンポーネントで例えれば、最高峰ではレーシングコンポーネントYTRの場合、アルミの冷却鍛造という手間のかかる製造方法も用いられ、剛性と精度を確保しながら軽量に仕上げるための技術が多く注ぎ込まれた結果、どうしても高価になっています。
 また、サスペンションも、十分な合成を確保しながら軽量にすると、高級素材が使用されるので高価になります。それに加えて素材の加工の難しさやコーティング、調整機能を付けることなどで価格が細かく分けられており、さらに上級モデルと入門モデルでは内部構造も違っていたりします。選び方が難しいところですが、ロックショックス、マニトウ、マルゾッキ、FOXといったメジャーブランドでは、トップモデルの様々な技術を初心者向けのフォークにフィードバックし、日々進化しています。簡素化されたり、多少重量が重かったりしますが、安心して使用できるフォークと言えます。

Q ブレーキ形式の違いは
A ブレーキの種類は、リムサイドを挟みこむVブレーキタイプ(写真下)と、ハブ軸取り付けられたディスク板を挟み込むディスク式(写真上)があります。
 Vディスクブレーキタイプは部品点数が少ないため、メンテナンス性が高く、トラブルも少ない軽量な作りで着脱も容易ですが、泥や水による性能変化が大きいのが欠点。しかし、レースなどの過酷な状況での走行でなければ十分な性能があります。
 ディスク式はどんな天候でも常に安定したブレーキングが可能で、コントロール性も高いのが特徴です。ワイヤーで引っ張る機械式と、オイルで制御する油圧式のディスクですが、提起的なメンテナンスと整備の知識が必要となるので、ショップに任せることが多くなります。
 また、ブレーキローターは、径が大きければそれだけ放熱効果が得られるうえ、高いブレーキング性能が発揮されます。ただし、大きければそれだけ重量も重くなるため、XCや長距離のライディングではあまり必要ないでしょう。

Q タイヤは何が違うの?
A タイヤには数多くの種類があり、太さも様々ですが、基準は2.1〜2.3インチです。この範囲内のサイズのタイヤであれば汎用性も高く、様々なライディングに対応することができます。
 これよりも細ければXCや登りの多いトレイル向けになります。路面との接地面積が少ないため、抵抗が少なく走りも重量も軽くなります。
 その逆に太ければDHやアクション系と考えて良いでしょう。太いほうがタイヤ内の空気の量も多く衝撃吸収を補助する役割も付加されますが、デメリットとして重くなります。このへんは一長一短です。
 そして、コンパウンドと呼ばれるゴムの質も走りに影響してきます。指でつまんで柔らかければグリップ力が高いのですが減りが早く、硬ければ長持ちする傾向があります。同じパターンのタイヤであれば、コンパウンドが硬いほうが軽いそう好感が得られ、逆に柔らかいタイヤはグリップ重視のタイヤだと言えるでしょう。

Q フレーム素材で何が変わるの?
A MTBに使用されている素材でメジャーなのはアルミニウム、ついでクロモリ、カーボン、チタニウム、マグネシウムの順番になります。それぞれの素材には長所と短所があります。
 アルミは現在の主流でほとんどのバイクやパーツに使用されていて、どのメーカーも一番経験がある素材です。加工が容易で軽量ですが剛性を出すためにはチューブの径が太くなり、乗り味が硬め。反応は良いのですが、振動吸収性は悪くなる傾向があります。ほとんどのレースバイクはアルミを使用しており、重量をあまり気にしないDHバイクにはアルミの極太パイプが使用されることが多いようです。
 クロモリは、重量こそ重くなるのですが素材が良い「しなり感」を持つため、トレイルバックやプレイバックなどに多く使用されています。強い衝撃でも破損しにくいため、ジャンプ用にも適している素材です。
 カーボンは、振動吸収性と反応も良い素材で、TREKなど大手メーカーでは昔から扱っており、XCレースバイクのリアバックやWサスバイクにも積極的に採用され、披露軽減に役立っています。
 チタニウムはカーボンとクロモリの中間的な乗り味で軽量です。しかし、加工の難しさと素材の価格が高いことから、マニアックな高級バイクに多く使用されます。
 最後にマグネシウムですが、重量が軽く、クロモリよりしなやかな特性を持っています。しかし、加工方法が難しい一面があり高価。この素材を採用しているフレームも少なく少数派。未開拓の部分も多いのですが、世界のレースで好成績を収めており、今一番可能性の高い素材と言えるでしょう。


 CONTENTS
・MTBってなんだ?
 自分にピッタリのMTBの選び方
・カテゴリーってなんだ!?
 トレイル/クロスカントリー
 ダウンヒル・フリーライド
 ダートジャンプ・フォークロス
 トライアル/街乗り
・マウンテンバイクQ&A
・HOW TOマウンテンバイク
 フィッティング/ライディング/メンテナンス
・用語解説
・ショップガイド

 2004年4月30日発売



既刊のご案内

001 今日からはじめる猫写真 002 今日からはじめるスーパーカー
003 今日からはじめる庭園鉄道 004 今日からはじめるミニカー・コレクション
005 今日からはじめるミニ NEW& CLASSIC 006 今日からはじめるガレージライフ
007 今日からはじめるPWC 水上オートバイ 008 今日からはじめる絶版バイクライフ
009 今日からはじめるルイ・ヴィトン 010 今日からはじめるプラモ工作 自動車編
011 今日からはじめるVWビートル NEW & CLASSIC 012 今日からはじめるNゲージ
013 今日からはじめるロレックス&機械式腕時計 014 今日からはじめるハーレー
015 今日からはじめるプジョー 016 今日からはじめる秋葉原
017 今日からはじめるスロット・レーシング 018 今日からはじめるバイクツーリング
019 今日からはじめるMTB マウンテンバイク 020 今日からはじめる絶版旧車 日本車編
021 今日からはじめる鉄道撮影 022 今日からはじめるアコースティックギター
023 今日からはじめる絶版旧車欧州車編 024 今日からはじめるダッチ・オーブン
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