
1950年代から1960年代にかけて、特にアメリカ西海岸で絶大な人気ほ誇ったトライアンフがあった。モデル名は「TROPHY/TR」。このスクランブラーは、現代に蘇った「TROPHY/TR」だ。
エンジンやフレームなどの基本構成はボンネビルT100やスラクストン900と同一だが、単なる着せ替えモデルではないのは他のトライアンフと同様だ。他のモデルとの最大の違いはエンジンに270°クランクを採用していることだ。土埃の匂いがするこのモデルにおいて、ダートに有利な性質のトラクションを発生する270°クランクは大きな武器であり、オンロードでもそのテイストはオーナーを魅了することだろう。
ブロックパターンのタイヤ、センターブレース付きのハンドルバー、ヘッドライトのストーンガード、丸型のゼッケンプレートなど、標準装備品やオプションもライダーをその気にさせるものばかりだ。
■トライアンフ・スクランブラー主要諸元■全長×全高×全幅(各mm):2,213×1,202×865 ■シート高:825mm ■軸間距離:1,500mm ■乾燥重量:205kg ■排気量:865cc ■エンジン型式:空冷DOHC並列2気筒270°クランク■カラー:トルネードレッド/ホワイト、カスピアンブルー/ホワイト