
R1100RTからR1150RTへのスイッチとほぼ同じタイミングで登場したR1150Rだが、RTがデザイン上ではフェイスリフト程度の変更だったのに対して、Rのデザイン変更は劇的なものだった。
全体的に丸いデザインだった先代モデルも実際の走りでは中々の鋭さを誇っていたが、R1150Rはエッジが効いて全体的にシャープなビジュアルとなり、そのキャラクターとマッチしたデザインになったと言えるだろう。
R1150RTとは異なり、エンジンは中低速・トルク重視でチューニングされている。一方、エキパイを等長とすることで回転上昇に鋭さが加わり、先代とは最高出力において5馬力程度の差でしかないが、全回転域で力強さが上乗せされていることが実感できる。ハンドリングも大きく進化し、EVOブレーキ+パーシャル型のインテグラルABSを駆使することでワインディングでは面白いようにクルクルと向きを変えることが可能だ。
エンジンとともに、タンク横に大きく張り出した迫力あるオイルクーラー用のシュラウドを除けば、前衛的なデザインが増えてきたBMWの中にあって、普通のバイクとして乗れるデザインはある意味貴重な存在か。
■BMW R1150R主要諸元
■全長×全高×全幅(各mm):2,170×-×820 ■シート高:770mm■軸間距離:1,480mm■車両重量:238kg ■排気量: 1,130cc ■エンジン型式:空油冷水平対向2気筒4バルブ■カラー:チタンシルバー・メタリック/ピーモントレッド・メタリック/ダークフェロー・メタリック+フェローメタリック/グラニットグレー・メタリック/ディープブルー・メタリック