【2006年追加モデル】
1992年に発売されたゼファー1100は、大らかな曲線を描くボディーラインと、冷却フィンを備える巨大な空冷2バルブエンジンの外観が、堂々としたビッグバイクらしさを感じさせるモデルだ。また、今や貴重とも言える2バルブ独特の濃密なトルク感が堪能できるカワサキ最大の空冷ネイキッドである。
2006年暮れに発表されたファイナルエディションでは、車体色にツートンカラーの「キャンディダイヤモンドブラウン×キャンディダイヤモンドオレンジ」が採用され、特にタンクには上質な塗装が施された。また、高級感を持たせたシート表皮の採用や、フレーム/スイングアームの塗装変更、フロント/リヤブレーキキャリパーのカラーリング変更、オイルクーラーの塗装変更、エアクリーナーカバーのサチライトメッキ、サイドカバーエンブレムの文字変更、切削ホイールの採用など、細部の質感を向上させている。
価格は92万3000円(税込)で、 2007年1月19日発売。なお、性能・諸元に変更はない。
'90年代初頭にデビューして以来、基本構成を変えず細部を熟成して今日に至る、オーソドックスなスタイルの大型スポーツ。スチールダブルクレードルフレームに搭載される空冷DOHC並列4気筒エンジンは、'80年代に人気を博したGPZ1100の流れを汲む。もちろん随所に時代に対応した技術が導入されており、ツインプラグやK-TRIC(カワサキ・スロットル・レスポンシブ・イグニッション・コントロール)採用で高い燃焼効率を実現。
シャシー構成はベーシックなものながら、フロントフォークは43mm径で充分な性能・剛性が与えられていて、リヤサスペンションはリザーバータンク付きツインショックとアルミ製スイングアームの組み合わせ。また、フロントブレーキは310mm径のダブルディスクを装備する。エンジンも車体も絶対性能は高くないが、ストリートユースで不足はない。バイクらしくて飽きがこないデザインも魅力で、カスタムのベースとしても面白い一台。
■KAWASAKI ZEPHYR1100主要諸元
■全長×全高×全幅(各mm):2165×780×1115 ■シート高:795mm ■軸間距離:1495mm ■乾燥重量:245kg ■排気量:1062cc ■エンジン型式:空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒 ■カラー:エボニー/メタリックマジェスティックレッド