基本的には990 Adventureの先代モデル、950 Adventureベースのスーパーモタードモデルといった構成だが、当然、ジオメトリーやサスペンションのセッティングが変更され、全く別物に仕上がっている。
フレームはKTMお得意のクロームモリブデン鋼製チューブラースペースフレームで、単体重量は僅か11キログラム。ドライサンプ方式のエンジンも非常にコンパクトで、こちらの重量は58キログラム。足回りは当然のごとくホワイトパワー製の前後フルアジャスタブルとなる。特に、このモデル専用のチューンを施した48ミリ径倒立フロントフォークは200ミリのストロークを確保し、これまでにないほどの高い剛性と安定性を提供してくれる。
排気量からしても完全なストリートモデルと考えて良いが、98馬力を発生するパワーユニットと、200キログラムを切る軽量な車体の組み合わせだから、本気の走りは過激そのもの。さらに、1510ミリというショートホイールベースからは信じられないほどの運動性を発揮する。しかしながら、レスポンスが過敏というわけではないので、右手を少々遠慮がちにしておけば、案外乗りやすいという一面もある。また、アグレッシブなデザインが醸し出す独特の存在感もこのモデルの魅力。
■950 SUPERMOTO主要諸元
■全長×全高×全幅(各mm):2170/820/1180 ■シート高:865mm ■軸間距離:1510mm ■半乾燥重量:191kg ■排気量:942cc ■エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ75°V型2気筒