【2007年モデル】
2007年のモデルチェンジでは、動力性能の向上を目指した結果、乾燥重量で約8キログラムの軽量化を実現した。また、空気吸入やエンジン放熱など、エアマネジメントを考慮した新型カウルにより、空力特性も大幅に向上している。
エンジンは、クランクシャフトとカウンターシャフトの間隔を見直し、前後長を30.5ミリ短縮。コンパクト化とともに単体で約2キログラムの軽量化を実現している。出力特性も見直され、中回転域でのコントロール性を向上させている。また、1気筒あたり2つのインジェクターによる緻密な燃料供給を行う電子制御式燃料噴射システム(PGM-DSFI)に加えて、ツインキャタライザーを採用。環境負荷低減と高い運動性能を両立している。
車体側では、十分な剛性を確保しつつフレームの構成点数を11個から4個とし、溶接部分などの重量を減少し壁厚を薄くすることで、単体で約700グラム、周辺車体部品と併せて約4.5キログラムの大幅な軽量化を達成。車体重心から離れた部品の軽量化により、マスの集中化も徹底された。また、走行状況に応じてステアリングの減衰特性を制御する、電子制御式ステアリングダンパー「HESD(ホンダ エレクトロニック ステアリングダンパー)」も新たに搭載された。
カラーリングは、イタリアンレッド、パールサンビームホワイト、グリントウェーブブルーメタリック、グラファイトブラックの計4色。価格は107万6250円(税込)となっている。
■HONDA CBR600RR主要諸元 ■全長×全高×全幅(各mm):2010×685×1105 ■シート高:820mm ■軸間距離:1380mm ■乾燥重量:158kg ■車両重量: 187kg ■排気量:599cc ■エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒 ■カラー:パールサンビームホワイト/イタリアンレッド/グリントウェーブブルーメタリック/グラファイトブラック
ST600でも活躍するスーパースポーツがCBR600RR。その車体はまさに究極のレプリカとも言える完成度の高さ。2005モデルはメインフレームを中心に5.6kgの大幅な軽量化を実現。また、重量物を重心位置へ近づけるマスの集中化を図ることで、運動性能の大幅な向上と高い操縦安定性を実現している。エンジンは、インレットポートの形状や、マフラーとエキゾーストパイプの管長を見直し、中速域でのリニアなスロットルレスポンスを実現。
足回りは、倒立フロントフォークを採用することで剛性を高め、好評のリアのユニットプロリンクサスペンションの軽量化とあいまって、操縦性を向上させている。フロントブレーキには「RC211V」や「CBR1000RR」に採用している剛性の高いラジアルマウントキャリパーを採用。コントロール性に優れた効果的なブレーキングコントロールを可能としている。
スタイリングは、最新の「RC211V」デザインを取り入れ、スクリーンとエアインダクト形状を変更。テールカウルは空気抵抗を最小限に抑えたよりスリムなスタイルへ変更している。
車体色は、現行のイタリアンレッドに加え、精悍なブラックと落ち着きのあるフォースシルバーメタリックの3色を設定している。
■HONDA CBR600RR主要諸元 ■全長×全高×全幅(各mm):2010×690×1115 ■シート高:820mm ■軸間距離:1395mm ■乾燥重量:166kg ■車両重量: 194kg ■排気量:599cc ■エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒 ■カラー:イタリアンレッド/フォースシルバーメタリック/ブラック