名車48FLをイメージし、現代のテクノロジーで作り上げたスプリンガーフォークを搭載した1台。
スプリングとダンピングユニットが別体になった昔ながらのスプリンガーフォークは、2007年からは、このモデルだけの装備となってしまった。それゆえ、FLフェンダーや16インチスポークホイールを組み合わせたノスタルジックなテイストはこのモデルでしか味わえないものとなった。
現行モデルでは唯一、フォークの雰囲気に合わせて1ポッドキャリパーを搭載しているのも特徴的。クラシカルな雰囲気を強調する、クロスエキゾーストマフラーと呼ばれる左右2本出し仕様のマフラーも同様だ。実はこのマフラー、右マフラーは前後シリンダー、左マフラーはリアシリンダーのみの排気という凝ったもの。
エンジンはツインカム96Bで、排気量のアップとともにクランクシャフトを支持するベアリングはより耐荷重の高いものに変更され、ピストンやコンロッドは強度を確保しつつ軽量化も図られた。スプリンガーフォークの乗り味は、重さの影響は否定できないものの、しっとりとした安定感が味わえる独特のもの。乗り味も唯一のものだと言って良い。1ポッドキャリパーも必要にして十分な性動力を持っている。
Harley-Davidson FLSTSC ソフテイル・スプリンガー・クラシック 主要諸元
■全長×全高×全幅(各mm):2400×995×1100 ■加重時シート高:658mm ■軸間距離:1635mm ■車両重量:334kg ■排気量:1584cc ■エンジン型式:空冷4ストロークOHV2バルブ45°V型2気筒 ■カラー:モノトーン4色/ツートン2色