笹本:それで現在はフェラーリに乗られているわけですが、そこに行き着くまでの経緯を教えてください。
河村:やっぱり、若いころって理由とかじゃなく、目から飛び込んでくる“カッコイイ”っていう感性に訴えてくるものに惹かれますよね。小さいころ母親の友人がディーノに乗っていたんです、黄色の。その写真をもらって宝物にしていたくらいなんで、スーパーカーというものに憧れがあったことは確かです。でもそういうこととは別に、バイクでもそうですけど、パッと見たときの「これはカッコイイ!」と感じたクルマの原体験が、僕の場合フェラーリの中に存在したんです。
笹本:それですぐにフェラーリに?
河村:いえいえ、それはまだ免許を取る前の15、16歳のころだったと思います。自分の父親にフェラーリの写真を見せては、「コレ、乗りたい!」。「乗れるか、お前が!」って(笑)。自動車雑誌を見ては、そんな話をしていたような時代ですから。
笹本:なぜフェラーリに興味を持つようになったんですか?
河村:やっぱり、デザインですね。それとフェラーリ独特の“赤”のボディカラー。もちろん赤いクルマは他にもたくさんあるんですけど、フェラーリの赤は発色が違うんでしょうか、特別なんです、他の赤いクルマとは。10代でバイクを走らせているころから、見かけるたびに惹きつけられていきましたね。 |