
Tipo編集長の嶋田智之氏と、Rosso編集長の櫻井健一氏が、“スーパーカー”を語るスペシャル企画の弟2回目は、デトロイトショーで話題をさらったミウラ・コンセプトや幻のスーパーカー、イオタ、そして櫻井編集長秘蔵のジャルパにまで及び……
第一回:スーパーカーの定義とは? はこちら!

嶋田: 俺さ、デトロイトショーには行けなかったんだけど、ミウラのコンセプトはどうだった? 写真で見た限りでは「いーねぇ!」と思ったんだけど。
櫻井:
今年はミウラ40周年だから、ロッソでもその特集を予定していることもあって、去年くらいからたくさんのミウラを見てきているのね。そんなところにデトロイトでミウラ・コンセプトが登場したんだ。実車をデトロイトで見たときの感想を一言で言うと・・・・・・デカイ。
嶋田: オリジナルは、コンパクトで薄くて、とても美しいデザインだよねぇ。
櫻井: 現代のクルマだと考えると、まあ納得もいくんだけど……。たとえば、往年のレーシングカー、GT40はとても小さいクルマだけど、近年出たフォードGTは大きくなっちゃった・・・・・・みたいな感じかな。サイズ的にはムルシエラゴくらい。
嶋田: 中身はムルシエラゴだもんな。そりゃデカイかぁ。
櫻井: デカイ。
嶋田: プロポーション的には?
櫻井: おおむね良好。あれだけ美しいオリジナルデザインがあるわけだから、あれくらいはやってもらわないと、という感も残るけどね。
嶋田:
街中で見かけたら、感激して見送ると思うけど。
櫻井: 厚ぼったい。そのかわり、居住性や安全性は確保されているんだろうね。
嶋田: デザインは誰だっけ?
櫻井: デ・シルバ。
嶋田: でもデ・シルバがランボに行って数ヶ月だろ?
櫻井: もともとランボルギーニには、“レトロコンセプト計画”があったんだ。例えばエスパーダを現代風に造ろうというプログラムが進行してて、そういう計画の中にミウラ・コンセプトがあった。モックアップくらいまでは進んでいたモノを、最終的にフィニッシュしたのがデ・シルバだった、ということじゃないかな。そして・・・・・・
嶋田: 「私が新しいチーフデザイナーですよ」とアナウンスする際に、手みやげが必要になった。
櫻井: そういうこと。これからのランボルギーニ・デザインに注目だね。
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櫻井健一(さくらいけんいち)/写真右
スーパーカーといえばこの人、「ROSSO」の櫻井健一氏。数々のスーパーカーを試乗し、その秘密を探るためなら、世界中のどの地にも出かけていく。ランボルギーニ・ジャルパを所有する正真正銘のスーパーカー・オーナーである。
嶋田智之(しまだともゆき)/写真左
「Tipo」の名物編集長、編集部Tこと嶋田智之氏。過去のレース経験に裏付けられたドライビングテクニックと“人の気持ち”の解った叙情的なレポートは説得力満点。クルマへの愛情あふれる誌面作りにはファン多し。

ランボルギーニ・ミウラ・コンセプト
2006年のデトロイトショーでデビューしたコンセプトモデル。40年前に生まれたオリジナル・ミウラの美しいデザインが現代に蘇った!

ランボルギーニ・ミウラ
ランボルギーニとして初のミッドシップレイアウトを採用。4リッターのV12気筒エンジンから350馬力を発生する。
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