スーパーカー対談編集長対決! スーパーカー対談編集長対決第二回

嶋田: ここら辺でひとつ、実際のランボルギーニ・オーナーから話を聞いてみようか。この人(櫻井氏)は、牛(ランボルギーニ)を飼ってるから。もう永いこと。

櫻井: 7年目だね。

嶋田: 何回乗った?

櫻井: ……3回。

嶋田: ……。でもランボルギーニオーナーなんだよね。間違いなく。

櫻井: “ランボルギーニが欲しい”っていうのと、“ランボルギーニを持っている”というのは、似ているようで全く違う。

編集部:やっぱりお金はかかるんですか?

櫻井: みんな勘違いしてるんだけど、スーパーカーは考え方を変えればお金なんかかかんない。壊れるから乗らないでしょ、だから金かからない。仮にもとから壊れてれば動かないんだから、持っているだけなら金なんか、かかりようがない。

編集部:乗らなくてもいいんですか?

櫻井:持ってればいい。それだけで十分幸せ。

編集部:買ったことに後悔は?

櫻井: とんでもない! オーナーであるというだけで、誇りを持つことが出来る。ランボルギーニが欲しくてずーっと探していたんだけど、もちろんそう簡単に見つかるものじゃない。探し続けている中で、ランボルギーニ・オーナーたちと仲良くなった。そうしたら、「ジャルパがあるけど」という話になった。その場で即決だよ。そのまま愛知県まで実車を見に行って、乗って帰って来ちゃった。それが1回目。あと、2回、なんかで乗ったね。

嶋田: 俺にとってのエラン(嶋田編集長は不動の状態で入手したロータス・エランをガレージに隠してる)がそうだね。引き取ってから2年経つけど、一度も乗ってない。2回見ただけ。でもいつか直すよ。必ず。7年間で3回乗ったランボと、2年間で2回見ただけのエラン。どちらが先に走るようになるか(笑)。

櫻井: 断っておくけど、俺のランボは壊れてるワケじゃないよ。ちゃんと走るから。

嶋田: え!? どこに置いてあるの?

櫻井: ウチ。車検は切れているけどね。

嶋田: (ジャルパは)高くなかった?

櫻井: サラリーマンの貯金で買える額。スーパーカーオーナーの取材に行ってさ、名刺を交換する。「飲食店関係です。こんど遊びに来てください」と言われるワケ。食べに来て、じゃなくて遊びに来てっていうんだからレストランじゃないよね。綺麗どころがお酒をついでくれるお店。「そうか、俺が今まで使ってきたお金が、このフェラーリに……」と思ったら、外でお酒を飲むのが馬鹿らしくなっちゃった。それで夜遊びをやめて買ったんだ(笑)。

嶋田: たしかにさぁ、イオタとかベルリネッタ・ボクサーが欲しいとか言わなければ、スーパーカーは決して夢じゃないよね。無駄遣いをしないでがんばれば、サラリーマンでもオーナーになれる。フェラーリだって、モデルによっては手が届くよ。モンディアルとか308のGTB/GTSなら決して狙えない額じゃない。もちろんモノを見極めないとダメだけどね。壊れちゃったらすぐに直そうと考えると、維持していくのも大変かもしれないけれど、所有しているだけで満足感が得られるクルマって、そうあるもんじゃない。それくらいの魔力を持ってるんだよねぇ、牛や馬のエンブレムは。

櫻井: 例えば、ビーエムを買って、壊れて乗れないとなったら腹もたつけど、フェラーリが壊れて工場に入ってても楽しい。俺のフェラーリがいつあがってくるかなぁ、と想像するだけでワクワクする。10年、20年かけて愉しむなんて、スーパーカーじゃなきゃそうそう出来るモンじゃないよ。

 


フェラーリ512BB
打倒カウンタックの使命を帯びて登場したベルリネッタ・ボクサー。フェラーリが発表した最高速度は302km/h。


フェラーリ308

V8搭載のスモールフェラーリは、この308シリーズからはじまった。美しいボディラインは、後に328へと受け継がれ




第3回予告! テーマは“極めて個人的にはこの一台”
スーパーカー対談の最終回は、両氏が個人的な思い入れを語りまくる。そして、究極のたしなみ“脳内オーナー”とは? ご期待あれ。

こうご期待! ※次回は4月12日頃にアップされる予定です

 

※次回予告をさわりだけ……
嶋田: 俺的には、子供の時に見た○○ー○! 死ぬまでに一度は所有したい。
櫻井: あれはスーパーカーに入れてもいいのかな? 俺が、今一番ささってるのは○○X。
嶋田: そうきたか。確かに凄いけど、ナンバーも取れないしレースにも出られないクルマだぜ。フツー、欲しいか?
櫻井: 絶対手が届かないことは解ってる。でも……。

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